フリーライターの“よしおとよしこ”の企画置き場です。姉妹ブログ、『よしおとよしこの企画捨て場』(http://kikakuinu.exblog.jp/)は永遠のライバルです。アッチが生ゴミなら、コッチは粗大ゴミで勝負だ!


by yoshiotoyoshiko

企画置き場③

●企画名
「お面の告白」
●企画趣旨
 昨日、小林くんにこう言われました。
「お面をかぶれば何でも言える」
 と。だからってわけではないですが、市井の人々にお面(アンパンマン、ドラエモン、ホテトル嬢等)をかぶって頂き、素顔のままでは絶対に言えない、青臭いこと、恥ずかしいこと、自慢したくててしょうがなかった「長生きの秘訣は3日に一回のレイプ。見事、齢80になれました」等の今まで他人にしたことのない告白などをぶちまけて頂く企画です。
●企画サンプル
□今回のお面告白人:森郁夫(26)フリーター
□写真:セーラームーンのお面をかぶった森さん。
□本文:
 表参道を我が物顔で歩こうとするも、見事失敗している痛々しい小男を発見。すぐさま彼に駆け寄り、「お兄さん、こういうの好き者でしょ?」と顔の前にお面をちらつかせる。
 すったもんだのあげく、醜い顔にかわいらしいお面をかぶることを快諾してくれた森さん。聞くところによると、森さんは中2の秋に肩を脱臼したことがあるとのこと。素顔の森さんにこれ以外、とりたてて喧伝することはないみたいなので、とっととお面をかぶって頂いた。
―どうですか?お面をかぶると、こう、何か力が沸いてきませんか?
 このお面、なんか臭いですよ。
―あ、すいません。さっきアメリカ人がかぶっていたので。まあ、そのうち慣れますよ。
 はあ…で、どうすればいいんですか?
―だから、日頃言いたくても言えないことをサラッとしゃべってください。
 急にそんなこと言われても…。
―そういうやる気のない態度が一番困るんですよ。あなたみたいにのんべんだらりんと26年も生きてきても、レイプや殺人の1つや、2つはしてるでしょ。何かないんですか、赤裸々告白は?
 …。
―じゃあ、オナニーにまつわる告白でもしてよ。
 …じゃあ、僕が初めてオナニーしたときの話をします。あれは中2の秋のことでした。僕、田舎に住んでいたので…。
―あのさあ、森さんが田舎者かどうかなんて、どうでもいいんですよ。核心から話してくださいよ。
 ……近くの裏山に野犬が一杯住んでいて、ある日、僕はそこで野犬のオスとメスが交流と言いますか、エッチと言いますか…
―あのねえ、お面かぶって照れてもしょうがないでしょ。バカかあんたは!
 ………激しく交尾している犬を見ていたらつい勃起しまして、たまたまその場に居合わせたのが僕だけだったので、チャックを開けてモノをつまみ出して、シコシコしました。イヤー、ホント気持ちよかったですよ。もうそれからやみつき。もう一度言います、やみつき!『犬の交尾を見ながら裏山でするオナニー』って命名してヒマを見つけては裏山で交尾している犬を探して、もうオナニー三昧。ホラ、犬って早漏じゃないですか、でもそれに輪をかけて当時の僕も早漏だったんで、いつも競争ですよ、競争。どっちが先にイクかでね。僕にもプライドがあるので犬には負けられませんよ。死闘の戦績は49勝42敗って感じでしたね。負けたのはほとんど利き腕をシコシコの際に脱臼しているときですけどね。家に帰れば当時の克明な記録をつけたノートがありますが、うち来ます?…来ない?残念です。あ、そう言えば当時、黒くてデッカイ雑種のオスがいまして、そいつのラテンノリの腰振りがたまらなく好きでしたねえ。確か「アミーゴ」って名前を付けましたねえ。アミーゴが射精するときに「クゥーン」って、切なげに吠えるところがこれまた、あ、勃ったちゃった。
―もう結構です。
 地方の由々しき野犬問題について熱く語ってくれた森さん。「このお面貰ってもいいですか?」森さんの最後の言葉が印象的だった。きっと森さんは電車の中でセーラームーンのお面をかぶって演説する人生を送ることになるでしょう。
 ほら、皆さん、お面をかぶれば何でも言えるでしょ?これからもお面を片手にあなたの前に現れます。告白することをちゃんと準備しといてくださいね!

●企画名
「Go to china for working away from home」
●企画趣旨
 何のことはない、「中国に出稼ぎに行け」という命令形企画。古来から、日本人は中国に出稼ぎに行く民族であった。小野小町、和冠、高杉晋作、大日本帝国陸軍、毛沢東と先達を挙げればキリがない。格差大国日本なんかはとっとと捨てて、ついでにアメリカ親分にも見切りをつけて、未来しかない中国親分に「この出戻りが!」と悪口を言われても、ヘラヘラ笑って渡中した彼らのルポ。
●企画サンプル
 小林旭さん(20歳)は高校中退後、流行りのフリーターをしていました。が、バイト先のマックで店長に「なんか顔が臭い」と言われ首に。タイミングよく彼女にも「最近、支払いが悪い」と振られる。ちょうど三国志のゲームをしていた小林さんは思い切って渡中。そんな彼の出稼ぎ先は中国某省の馬賊。

「日本鬼(リーベンレン)、日本鬼(リーベンレン)」
 深夜の静寂を切り裂く、村人たちの悲鳴。馬賊のトレードマーク、モジャモジャの髭がまだ生え揃っていない小林さんは正体がバレたのも気にせず、青竜刀をブンブン振り回す日々を送っている。
「この仕事は夜勤が多いので、最初は大変でした。今ではもう慣れて中国人を殺戮して、略奪する仕事に喜びを感じています。ああ、やっぱり南京大虐殺はあったんだなあって僕の日本人の血が教えてくれました。もちろん、あんな彼女のことは忘れました。今はお金を払わなくても夜毎、簡単に彼女ができますから。こういった恵まれた環境の上に、従軍慰安婦まで連れ回していた昔の日本人の凄みを噛み締めながら腰を振っています。とにかく今は早く出世して、盗んだ野菜じゃなくて、盗んだ金品を日本の両親に仕送りするのが夢です」
 小林さんはそう目を輝かせながら、血糊がたっぷりついた青竜刀を熱心に磨いでいた。

●企画名
「青クサ白書」
●企画趣旨
 青春時代とやらをご存知だろうか。「太陽の馬鹿野郎」、「俺たち親友だよな」、「ママなんか大嫌いだ」などと恥ずかしい発言が大手を振って横行する時代のことです。歳を取ってから自分の貧しい人生を振り返ったとき、青春時代の思い出にいい歳をこいて顔を赤らめているだけでいいのでしょうか。若ければいいということで免罪された青春の思い出。そろそろ償いがてら、恥ずかしい青春の思い出話をしましょうや、という企画。
●企画サンプル
 美濃の国に金華山という山がある。その山頂には岐阜城が聳え立っている。古くはまむしの道三こと、斎藤道三の居城として知られた。また天下取りの野望に燃える、若き織田信長が居城にしたことでも有名である。
 400年後。そんな歴史の勉強とは無縁の男子高校生がいた。彼は金華山を専ら、同級生の彼女とのデートコースとして利用していた。平日の昼間。学校さえさぼれば、誰もいない金華山はラブホテルと化す。しかし、そこは田舎の高校生カップル。清く正しい男女交際で、Bまでしかしなかった。厳密に言うとBまでしかさせて貰えなかった。言い忘れたが、彼らは受験生であった。高校3年の3学期ともなると毎日が午前授業。二人は役得、役得とばかりに足繁く、金華山に登った。
 真冬の伊吹おろしの冷たく、乾いた風。濃尾平野を緩やかに流れる長良川を見下ろしながら、二人は何度も接吻を交わした。おっぱいだって揉んだり、舐めたり、噛んだりした。初な男は考えていた。女の生理は月に何度もやってくるのだろうか。まあ、月のお客さんっていうくらいだから来てもおかしくないのか。っていうか生理でも構わないっす。そんな疑問を直接彼女にぶつけることはできなかった。もしかしたら彼女を傷つけるのではないか、もうおっぱいすら触らせて貰えなくなるのではないか。そう思うと男は黙って、現状維持を心掛けるしかなかった。
 そう言えば男は東京の大学を、彼女は地元の大学を受験するつもりだった。愛し合う二人はもうすぐ離れ離れになってしまう。男はつらかった。ある一点だけがつらかった。東京に童貞はいない。そんな噂がまことしやかに田舎には流布していた。
 西の空が真っ赤に染まる頃、悩める男に魔が差した。
「あれやなあ、もし東京と岐阜で離れたら、もう一緒に夕陽も見られんくなるなあ」
 男の口からポロリと出た、青春いや人生最大の不覚。もし他人がそんなセリフを吐こうものなら、即大爆笑。学校中にその旨を極めて丁寧に言い触らしただろう。しかし、彼女はやさしかった。
「あんた、アホやねえ」
 ただ静かに笑って、男の手を強く握ってくれた。チンコは握らなかったくせに。

●企画名
「トラウマ・コロシアム」
●企画趣旨
 現代人なら皆トラウマのひとつやふたつくらい持っているはず。
 そして、自分のトラウマを自慢して見せびらかしたくなるのが世の常。
 というわけで、毎回ふたりずつ、トラウマリングにあげて、各々のトラウマを発表して貰い、対戦形式でどっちのトラウマが強いか競う企画。
●企画サンプル
金さん(22歳。トラウマ歴17年)のトラウマ発表
「アレは僕がまだ5歳の頃でした。思い出したくもないことですが、いつものように僕が家の道で遊んでいると、とっても大きな外人さんが目の前に立ちはだかりました。『すいません、金さんの家はここですか』と道を聞かれたのです。もう僕は怖くて口も開けず、ただ失禁するしかすべはありませんでした。それ以来、僕は人に道を聞かれると口が聞けなくなってしまいました。こんな悲惨なトラウマを抱えたまま生きてきたんです。しかもこのトラウマのせいで、ずっと憧れていたお巡りさんになる夢を諦めました。本当なら今頃、僕は交番で毎日道を教えていたはずだったのに。ああ、こんなトラウマが憎い」

銀さん(42歳。トラウマ歴30年)のトラウマ発表
「(爆笑中)。いやいや、すんません、いきなり大爆笑してしまって。いやー、あまりにも金さんのトラウマがかわいらしかったのでついつい。正直、私のトラウマはとてつもなくすごいですよ。金さんに勝ったも同然ですが、一応発表します。今を遡ること30年前。当時私は小学6年生で、両親の顔すら見たことない、身も心も生活も荒んだ孤児でした。アレは算数の時間だったと思います。勉強嫌い、特に算数が大嫌いだった私は授業をさぼって、鉛筆をせっせと削っていました。そして、トントンに尖った鉛筆を見ていたら、急に誰かを刺したくなりました。いかにも刺してくださいと言わんばかりの、前の席に座っていた須賀くんの背中を凝視していたら、ついつい思いっきり鉛筆を突き刺してしまいました。須賀くんがすざましい悲鳴を上げました。思わず私まで悲鳴を上げてしまったほど、それはすごい悲鳴でした。まあ、子供って大げさな生き物ですから。しかし、それ以来私は算数が嫌いになってしまいました。今でも九九はできません」

判定
「本人が勝ったも同然と言っているので、銀さんのトラウマの勝利!」
[PR]
by yoshiotoyoshiko | 2007-04-18 22:50 | 企画置き場