フリーライターの“よしおとよしこ”の企画置き場です。姉妹ブログ、『よしおとよしこの企画捨て場』(http://kikakuinu.exblog.jp/)は永遠のライバルです。アッチが生ゴミなら、コッチは粗大ゴミで勝負だ!


by yoshiotoyoshiko

企画置き場⑥

●企画名
「ずーっと前の始末書」
●企画趣旨
 人間誰しもが人には言えない、あんなことやこんなこと、え、そんなことまでを胸に抱えて生きている。日本は謝罪すればすべてが許されるお国柄と言っても、つい最近の悪事はなかなか切り出せないもの。じゃあ、昔のことなら言えるよね。というわけで昔の悪事を始末書形式で発表する企画。
●企画サンプル
                 『16年前の始末書』
                                 2004年1月1日
木畑小学校・河川康子先生へ

 16年前、私の過失により体育館の鍵を紛失し、学校に対して多大な損害を与えてしまったことを、ここに深くお詫び致します。
 当時、体育係だった私はいつものように体育の授業前に、職員室に体育館の鍵を取りに行きました。順調に体育館の鍵を開けました。鍵を開けたらすぐに職員室に返しに行くのが体育係の勤めとは重々承知していました。その日に限ってめんどくさかったのか、周りを見渡してからうっかり鍵をポケットに入れてしまいました。子供心にも閉めるときにまた鍵を取りに行くのは理不尽だと思ったのかもしれません。
 授業後、「職員室に体育館の鍵がなかった」と大騒ぎになりました。騒ぎの張本人の私は胸を張って「僕はちゃんと職員室に鍵を返しました」と先生に主張しました。あまつさえ「誰だ、鍵を盗んだのは」と犯人探しまで始めました。あまりに体育の授業のバスケが楽しく、私は合切一切忘却していたのです。いつもはちゃんと職員室に鍵を返しに行っていたので、今回もそうしたと思い込んでいたのです。
 下校途中にポケットに鍵が入っているのに気付きました。私はその瞬間、すべてを思い出しました。そのときの驚きとやるせなさと言ったら忘れられません。私は鍵を固く握り締め、一緒に下校していた大野君にばれないように思いっきり田んぼに鍵を投げ捨てました。大野君に「今、何を投げたの」と迂闊にも目撃されてしまい、「ああ、石。石だよ」と嘘までついてしまいました。
 今後はこのような過失を再び引き起こさないように十分注意して、万全の管理を致す覚悟です。
                                      元木畑小学校6年B組 山田鈴木

●企画名
「モノ語り」
●企画趣旨
 最近、活きのいいイタコを見つけました。彼女が言うには「日本では万物に神が宿っている」そうです。イタコが嘘つくわけありませんから、そこら辺の石ころや、100円ショップで買った消しゴムや、精液を吹いたティッシュにも神が宿っているのです。そのイタコを使って、いろんなものに宿っていると噂の神様に好きなことを語って頂く企画。
●企画サンプル
 あの新入社員は本当に駄目な奴じゃ。何が悲しゅうて、この歳になってメリケンくんだりに送られないかんのじゃ、ワシが。最近の若者は適材適所って言葉も知らんのかのう。まったく嘆かわしい限りじゃ。
 自己紹介が遅れたが、ワシは日本製のコンドームに宿る神じゃ。本来なら日本のマツキヨあたりに大特価で並べられて、日本の少子化に一役買うはずだったんじゃ。あの新入社員の豪快な手違いのおかげで、今やこうしてメリケンのドデカイスーパーマーケットに並ぶ境遇に身を窶しているわけじゃ。
 ワシもこんなところに並んで早3ヶ月。誰にも手にすら取られないこの気持ちはさしずめ老人ホームやくざって感じじゃ。まあ、アメ公はコンドームなんか使わん生き物だから諦めているがの。このカントリーではワシの永遠のライバル、ピル公が幅を利かせているからのう。そのせいでアメ公はみんな性病かエイズって噂じゃ。くわばら、くわばら。
 お、珍しいのう。ワシの前にお客が立ったわい。なんじゃい、手に取りおったわ。僥倖か老人虐待か。まあ、お兄さん、ちょいとお待ちなさい。ワシを手に取ってくれたのは、確かにコンドーム冥利に尽きる。じゃがなあ、アンタみたいな白人の大男にワシを使いこなせるかのう。ワシは由緒正しき日本製のコンドームなんじゃから。オイ、ワシはMAID IN JAPANって言っておるだろ。カゴに入れおった。英語も分からんのか、この毛唐は。
 ハア、レジに連れて来られてしまったわい。2ドル50セント。ワシも見くびられたもんじゃわい。歳だけは取りたくないのう。い、痛い、痛いじゃろ。ワシの上にビールをおくな。重い物が下っていうのは、万国共通のお買い物の約束じゃろ。
 お、でっかいアメ車じゃのう。乗ったそうそう、ゴソゴソとうるさいのう。あ、オイ、こんなところでワシを身包み剥がしてどうするんじゃ。相手もいないじゃろ…何でもう立っておるのじゃ。やっぱり外国産はでかいのう。でもやめておくのが賢明ってもんじゃ。絶対に入らんから。うっ、臭いのう。あ、裂ける、裂ける。ビリッ!ほら、言わんこっちゃない。何がシットにファックじゃ。ファックする相手もおらんくせに。日本の年寄りの智恵を馬鹿にするからそうなるんじゃ。ま、自業自得じゃわな、アメ公さんよ。

●企画名
「東海道中膝栗毛―21世紀バージョン―」
●企画趣旨
 最初に一言お断りしておきますが、この企画は約400年前の企画のパクリ企画です。真作「東海道中膝栗毛」に負けず劣らず、贋作「東海道中膝栗毛―21世紀バージョン―」も後世の日本人に21世紀の日本の姿を赤裸々に伝え、「俺たちの祖先は本当にバカだった」と痛感させることを目的とした文化的側面も合わせ持つ企画である。
 筋立ては、東京は住所不定、無職の山田(ヤマさん)と鈴木(スーさん)の両名が借金で首が回らなくなり、幸いお互いに体を求め合う関係だったので、二人仲良く東京から夜逃げすることに。目的地は京都。京都御所にある1つ、1ペソの値段のつく石を手に入れて、人生をやり直すのだ。東京から京都まで、東海道を西へ西へと徒歩で向う二人の行く手には次から次へといろいろな障害が立ちはだかる。どうなる、ヤマさん、スーさん!
●企画サンプル
 時は21世紀。東京は日本橋の東京タワーのたもとで、二人の男が言い争っていた。大きくて下品な方が山田ことヤマさん。小さくて下品な方が鈴木ことスーさん。そんな二人の目の前をビュンビュンと犬型や猫型の飛行機が通り過ぎていく。
 ヤマさんとスーさんは激しく言い争いながらも、チラチラと横目でお互いの毛深い足を盗み見ている。二人とも今流行の赤のタンクトップと白のホットパンツを上手に着こなしている。頭には国民の義務である鉢巻もしっかりと締めている。流行のファッションには敏感な二人も、これまた最近流行りの異性愛にはどうしても手が出せない、古いタイプのどこにでもいる同性愛者だった。
「さあ、早く行こうよ。奴らの追い込みが半端じゃないのは、スーさんだって知ってるだろ。いつまでもこんなところにいたら、ヤバイだろ」
「そんなこと分かってるけど…。ヤマさん、僕、怖いんだよ。僕もヤマさんだって東京から出たことないじゃん。昔、おばあちゃんが田舎には魔物が住んでいるから気をつけなさいって学校で言ってたよ」
 二人はサラ金と呼ばれる、小金貸しのペンキ屋から多額の借金をしていた。とうに返済日は過ぎていた。彼らは連日、借金取りの手先、大学教授から激しい追い込みを掛けられていた。ヤマさんがスーさんの肩を揺さぶった。
「いい加減、目を覚ませよ、スーさん。12時間、寝ただろ。大学教授より恐ろしい魔物がいるわけないだろ。俺がちゃんと守るから、安心しろよ」
「うれしい、ヤマさん」
 スーさんはそう言うとヤマさんの胸に飛び込んだ。しかし、毎日朝から晩まで会社で働くという悪人にもなれず、いつも楽して儲からないかなあと考えるだけの善人に甘んじているヤマさんに、一抹の不安を感じずにはいられないスーさんだった。(続く)

●企画名
「AV語録」
●企画趣旨
 AVが誕生して早20年以上の歳月が流れた。現在までに世間に流通したAVの数をご存知だろうか。私は知らない。そんな世事に疎い私でさえ、すごいたくさんのAVが世に出たことくらいは薄々勘付いています。ただ一つ言えるのは、AVの一つ一つにドラマがあり、人間模様があり、顔射がありと何でもありなんだから、心に残る名言の一つや二つもきっとあるはずということです。そんな何気ない一言に救われた人々がいるからこそ、AVファンは永遠に不滅なのです。AVの名言語録を発表する企画です。
●企画サンプル
AV語録1「奥さん、本当は淋しいんだろ」(出典「一人よがり未亡人」より)
 この語録は男に生まれたからには、ぜひ一度は未亡人に言ってみたいセリフだ。が、妙齢の未亡人と知り合う機会なんてそうそうない。もし幸運にもそんな未亡人と邂逅できたとしても、「別にー」と言われたらどうしようと思うと、素人にはなかなか言える代物ではない。
 そんな有史以来の男の夢と優柔不断を解決してくれたのが、この「一人よがり未亡人」の主演男優さん。やっぱ、未亡人ってだんなが死んで淋しかったんですね。主演男優が未亡人の和服を脱がせながら「奥さん、本当は淋しいんだろ」って言ったら、あっさり「誰でもいいから欲しかったの」って、未亡人本人が棒読みで告白していたのが何よりの証拠。一応、「駄目、主人が見てるわ」って主人の写真をふせてましたけど。まあ、それだけで問題は万事解決したみたいですね。もうガンガンやってました。挙句の果てに、ふせたはずの写真に見せつけるようにヤッてましたよ。未亡人心は複雑なんですね。淋しいくせに。
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by yoshiotoyoshiko | 2007-04-11 16:30 | 企画置き場