フリーライターの“よしおとよしこ”の企画置き場です。姉妹ブログ、『よしおとよしこの企画捨て場』(http://kikakuinu.exblog.jp/)は永遠のライバルです。アッチが生ゴミなら、コッチは粗大ゴミで勝負だ!


by yoshiotoyoshiko

企画置き場①

●企画名
「勝利者インタビュー ON THE お立ち台」
●企画趣旨
 お立ち台。それは誰しもが憧れる聖地。勝利をこの手でもぎ取り、お立ち台で勝利者インタビューを受けられたら死にたい。誰しもが抱く、熱く崇高なる想い。
 でもね、お立ち台も勝利者インタビューもトップ体力馬鹿に奪われているのが当世事情。あえて市井の勝利に恵まれない人々のために、お立ち台と勝利者インタビューをお膳立てする企画。どんな勝負でもいい、どんな勝利でもいい、別に負けてもいいや。とにかく念願のお立ち台の上で勝利者インタビューに毎回、誰かが答えるわけです。
●企画サンプル
□第一試合 男のこだわり IN 亀の湯
 勝者:鈴木一郎(42歳)
 敗者:林真治(6歳)
□本文:
 鈴木一郎の楽しみは週に一度の銭湯通いだった。男は無職だった。亀の湯の暖簾が大きく揺れた。雲突く大男、鈴木だった。男は番台の親父越しに女風呂の方をチラリと覗いた。ババアばっかりだった。鈴木はもどかしげに汚れた衣服を脱ぎ捨てた。匂った。臭かった。
 鈴木は浴室の扉を勢いよく開けた。一目散に湯船に飛び込んだ。お湯が、激しく舞った。
「おじさん、体を流してからじゃないと、入っちゃいけないんだよ」
 鈴木の生き様に異を唱えるものがいた。親の金で銭湯に通う、小学生だった。男はお湯を掛けた。バシャ、バシャ、掛けた。無心だった。
「や、やめてよ」
 鈴木の無言のお湯責めだった。まだお顔にお水が怖い小学生は悲鳴を上げた。職人魂の勝利の瞬間だった。ついには小学生は両手で顔を押さえながら、立ちあがった。…。鈴木の目が小学生の下半身に釘付けになった。デカかった。小学生のくせに肥沃な大地だった。男は俯いた。恥を知る男の仕草だった。違った。鈴木はお湯越しに自分のモノを見ていた。
「大きくなーれ」
 小声だった。確かに聞こえた。鈴木の声だった。効果はまるでなかった。男は目を瞑った。プロジェクトは暗礁に乗り上げたかに、見えた。
「ぼく、何かスポーツでもやってるのかい?」
「え?う、うん、サッカーやってるよ。キーパーなんだ」
「そうか、キーパーか」男の声が弾んだ。「なら、仕方ないよね?」
 鈴木は己に問うた。大きく頷いた。何度も何度も頷いた。「キーパー、キーパー」。そ
う呟きながら。大人の生き様に胆を冷やした小学生は洗い場へと去った。男の言を借りれ
ば、まるで負け犬のようだった。
 鈴木の顔は真っ赤だった。湯当りだった。だが、男の目は死んでいなかった。血走った目は銭湯内に次なる挑戦者を求めていた。いなかった。いるのは大人と先程の小学生のみだった。その刹那、男の耳に朗報が届いた。歴史は動いた。
「パパ、オフロ。おっきいオフロあるよ」
 戸口に幼稚園児くらいの子供が現れた。「お前にだけは絶対負けん」。鈴木は己を鼓舞した。満面の笑みを浮かべた。父親を待つ風情の子供を手招きした。スナップが効いていた。子供が鈴木に近づいた。後に伝説となる戦いが始まった。
 子供は不思議そうな顔で突っ立っていた。鈴木はその下半身を凝視した。血潮がたぎった。すぐさま湯船から立ち上がりかけた。男は己を戒めた。もう一度肩まで浸かった。子供のアレを指差し確認。自分のアレを指差し確認。指差し確認は、勝機を告げた。
 子供は猿真似で指差し確認をしていた。稚拙だった。男はついに立ちあがった。まざまざと己の下半身を見せつけた。子供の甲高い声が銭湯内に響いた。
「あ、ちっちゃいゾウタンだ」
 子供の思いがけない反則行為に鈴木はキレた。
「せ、世間に嘘つくな。ほら、よく見ろ」男は己の皮を凄まじい剣幕で、ビョ―ンと引っ張った。「どうだ、すごいだろ。この赤ちゃんゾウタンめ!お前にこの仕事ができるか」
 男の一世一代のビョ―ン。子供の目は釘付けだった。隙だらけだった。その道のプロが見逃すはずがなかった。鈴木は子供のアレを指で軽くはじいた。火がついたように泣いた。
「パパ―、ビョ―ンのおじさんがいじわるした」
 敗者は遁走した。鈴木は勝った。父親が来る頃合だった。勝者は洗い場に向った。
 鈴木はシャンプーを始めた。目に入らないように細心の注意を払った。男は目を細め、視線を落とした。でっぷりしたお腹で見えない己のアレを見据えた。
「よしよし、よくやったゾウ」
 勝利を称えた。駄洒落だった。
勝利者インタビュー:
―おめでとうございます。近年稀に見る、ものすごい接戦でしたねえ。
 いやー、正直、お立ち台の上で息子ともどもホッとしています。今までの親子二人三脚の努力が報われてとても感謝しています。
―やはり、この日のために相当厳しい練習を積んでこられたんですか?
 努力を他人にひけらかすのも何ですが、ぜひ聞いてください。毎日欠かさず、朝昼晩と息子に向って「大きくなーれ」とおまじないをしました。ここだけの話ですが失業保険、生活保護を全部つぎ込んで、通販で多種多様な息子が大きくなる器具をゲットしました。
―勝利の陰に通販ありですね。どうですか、お立ち台での勝利者インタビューは?
 いままでいきてきたなかでいちばんうれしいです。
―では、最後に全国のファンに一言お願いします。
 まだまだ、とても若いもんには負けられません。これからも応援よろしくお願いします。

●企画名
「主夫の生活」
●企画趣旨
 某大学の某ミニコミ誌に毎月投稿される、謎の学生の手記。彼は大学生でありながら、主夫でもあり、1児の父でもあるらしい。そんな彼の新しい男の生き様を綴った手記を、勝手にどこかの雑誌に転載した、という設定の企画。
●企画サンプル
 俺には妻と息子がいる。だから、働いていない。とかくこの世は男損女肥。昨今、馬車馬のようにお外で働くのは女、妻の仕事である。最近の小学生のなりたい職業のNO1は、主夫だそうだ。つまり、この俺ってことになる。まあ、男たるものお家でゴロゴロしていてナンボである。酸いも甘いも噛み締めた人生の先達者たる、老人男性たちが家でゴロゴロ寝たきりになっているのを見れば、おのずと人生の神髄が分かるってもんだ。
 正直、主夫はつらい仕事だ。息子がお昼寝するたびにいい大人がいつも一緒にお昼寝するのは、一回こっきりの産みの苦しみに余裕で勝る。世の中ってもんは一回や二回、穴を痛めればいいほど楽じゃない。ああ、なぜか君たち、お気楽な学生さんがうらやましい。
 とりとめもなく学生さんと偉そうに書いてしまったが、実はかく言う俺も某大学の学生さんでもある。12年生です。ふと疑問を抱かれた、オツムのよい方に分かりやすく説明しよう。「1年通学、1年休学」。これを繰り返すと単純な計算で最高、大学16年生になれるのである。本当はこういう裏技を堂々と教えたくはない。しかし、もう特に書くことがないので、徒然に書いてあげたので深く感謝して欲しい。
 そんな俺からみると新入生などという存在は、「告られたら、どうしよう」という恐怖心しか引き起こさない。間違っても「16号館ってどこ?」、「奨学金の手続きしたいんだけど」などの大学職員にすべきタメ口質問を、もう俺にしないでください。
 と、ここまで適当に書いてみたら、急に息子が泣き出したのでオムツを代えてきた。若人を焦らすのもなんなので「でっかいほうでした」とだけ報告しておく。まだ俺に懐いていない息子が大暴れして、俺の手にでっかいほうが付着してしまい、もちろん息子の柔らかいほっぺに茶色い仕返しをした後、キレイに拭いたつもりだったのに、まだ爪の間に滓が残っていたことに、今、気づいた。クソ。
 さて、ある昼下がりのことだった。いつものように匂い立つ息子が飽きずに泣き出した。最近のオムツは高性能なので、「そのうちあきらめるだろう」と以前から一度だけやってみたかった放置子育てを敢行。おお、効果覿面。小一時間もするとさすがに泣き疲れたのか、息子はスヤスヤとねむり始めた。しょせん、赤ん坊。俺は勝利を確信した。
 が、たまたまこういうときに限って、用もないのにやってくる義母―俺にとっての鬼姑―に新種の子育て現場を発見されてしまった。
「ちょっと、よしおさん、これはどういうことですか?」
「いえ、その、お母様、う、うちの実家では…すいません」
 と反論しつつ、すぐさま息子のオムツを替えさせられ、仕事から帰ってきた妻にその旨報告され、妻と義母にネチネチいじわるされた、ほろ苦い過去がある。その間始終、息子の目に優越感が浮かんでいるのを、俺は見逃さなかった。
 ようやく人の家で夕飯を平らげた義母が帰った。どうせ自分の家でもまた食べるくせに、早く死ねばいいのにと思ったその晩のことだった。俺は息子を風呂に入れながら、ついうっかり手を滑らせてしまった。まるで電車の中でついうっかり女性のお尻を撫でまわし続けるかのように。まあ、そういった具合でかわいい息子を湯船の底へと旅立せた、その瞬間だった。親子揃って「趣味はのぞきです」の妻にタイミングよく、ライオンを範とした新種の子育て現場をまた発見されてしまった。
「さあ、がんばれ、オリンピックはすぐそこだ」
 咄嗟に息子に心からの声援を駄洒落で送ってみたが、男と男の夢、駄洒落、オリンピックにまるで理解のない妻にドメスティック・バイオレンスをたっぷり振るわれたうえ、俺と息子の夢、オリンピック潜水自由形金メダルは、無残にも打ち破かれたのであった。
 さあ、これから高尚な何かを書こうと思っていたが、そろそろ息子のお昼寝の時間だ。俺の創作絵本「団地妻と電気屋さん」を息子に読んであげなくてはいけない。
「ああ、電気屋さん、私のスイッチも押してください」
 俺のこなれた朗読に、息子はスヤスヤと眠り始めた。愛い奴め。
*次号は多分、「主夫三昧―俺と息子の予防接種編―」です。ちなみに今号は「主夫三昧―俺と息子のオリンピックへの夢編―」でした。

●企画名
「未決行予告サイト」
●企画趣旨
 ネットで花盛りの決行予告。「今から自殺します」だの「これから小学生殺しにいきまーす」だのと実際にやりかねない危険な予告が多い。しかし、このサイトの予告はまったく危険がなく、しかも実際に決行することはありません。例えば、「今からあややでオナニーします」と予告するもインポで未決行予告に。「これからみかん狩りに行ってきまーす」と予告するもみかん嫌いなのを思い出して未決行予告に。こんな感じの害のない、未決行予告を広く、浅く紹介する企画。
●企画サンプル
未決行予告①
1月1日(月)0:00 トミー
「これから海に行きます。で、初日の出に向って、『バカヤロー!』って叫んできます」

1月1日(月)0:02 トミー
「泳げないことを思い出したのでやめた」

未決行予告②
2月1日(月)14:33 黒田
「これからアイツにコクリます」

2月1日(月)14:44 黒田
「アイツって誰だっけ?」

未決行予告③
3月1日(月)23:54 みりん
「今からコンビニで無駄使いします」

3月1日(月)23:55 みりん
「お小遣い帳が見つからない!」

●企画名
「後ろめたいアンタのための3分人生相談」
●企画趣旨
 平成の巷に溢れる、人生相談。足繁く変わり映えしない人生相談をご利用なさるお客様はほとんど被害者ばかり。被害者面の醜いこと、ここに極まれです。
 昔の坊主がいいことを言ってます。
「善人なんかみんな死んじゃえ。悪人万歳!極楽浄土に生きたいかー?」
 よっぽど善人にひどいことをされた坊主だったのでしょう。
 前置きが長くなりましたが、というわけで加害者専門の3分人生相談を行う企画。すべての加害者、極悪人、坊主に門戸は広く開かれている。被害者は門前払い、あしからず。
●企画サンプル
今回の加害者・山田太郎さん(38歳)の悩み
「私には中学時代から25年間、せっせと片思いを続けている女性がいます。麗子さんって言います。相談とは先日、麗子さんを尾行していたときのことです。もちろん、私も大人、礼儀作法の一つや二つは心得ていますから、いつものように失礼のない距離を保って彼女を尾行していました。麗子さんはいつも何かを恐れるように人通りの多い道しか歩きません。いい大人なのに臆病なんです、彼女。まあ、そこがまたたまらんのですが。
 そんな麗子さんがめずらしく人通りの少ない、お誂え向きの薄暗い竹林の横を足早に通り過ぎようとしました。「遅れをとっては申し訳がない」。私の頭はそのことで一杯でした。気付くと麗子さんに追い付き、その勢いで彼女を竹林の中に押し倒していました。まあ、25年来の麗子さんへの想いが自然体で溢れ出ただけで、他意はありませんでした。で、据え膳食わぬは男の恥と言いますし、なぜか勃っていたので、私は麗子さんと竹林の中で無事に結ばれました。もちろん、ちょっとした火遊びのつもりなどは毛頭ございません。その誠意の証として、ちゃんと中出ししました。ただ一つ気になっていることがあるのです。「一回竹林で寝たくらいで、カレシ面しないでよ」と麗子さんに言われたらどうしよう、ということです。もう気になって最近では麗子さんの尾行にも熱が入りません。私はこの先どうすればいいのでしょうか?」

今回の相談者・一休さん(15歳)の回答
「山田さんは今時めずらしい、純粋で一本気な男ですね。25年間も一人の女性を想い続けることができるのは、変態か山田さんだけです。とりあえず自信を持ってください。お悩みの件ですが、山田さんがなさったことは、俗にいうレイプをなさったと呼ばれる、れっきとした犯罪行為です。ただ「一回竹林で寝たくらいで、カレシ面しないでよ」と麗子さんに言われる心配はまったくありません。オマエには分からんだろうが、それが世の中の仕組みってもんです。他にもっと心配することがある気がするのですが、山田さんならきっと大丈夫です。今まで通り、麗子さんの尾行に情熱を傾けてください。山田さんは後2年もすれば、そのときの場所が狭かれ、どこであれ、不惑を迎えます。そうすれば今のような悩みは一切なくなります。騙されたと思って、それまで我慢してください。あ、そろそろ3分なので、終了します」
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# by yoshiotoyoshiko | 2007-04-18 22:52 | 企画置き場

企画置き場②

●企画名
「検定バカ一代」
●企画趣旨
 今、密かに検定がブームである。
 一般人が「検定とは?」と聞かれて思い浮かべるのは、せいぜい有名所の「英検、漢検、大検…まあ、今日のところはこれくらいで勘弁してやる」が関の山。
 笑わせるな、検定を舐めたらいかん!
 昨今話題になった「全国統一オタク検定試験」や、全国に空前の京都ブームを巻き起こした「京都検定」などは、懐の深い検定ワールドの氷山の一角に過ぎないのだ。
 例えば、お役に立つ検定で有名なのは、「お墓ディレクター検定」、「スーパーマーケット検定」、「わんわん検定」などである。
 マニアックな検定を2,3あげるなら、「サンタクロース検定」、「実用クモ検定」、「まくら検定試験」は外せないところ。
 特に最近熱い検定は「せたがや検定」や「金沢検定」、「かごしま検定」などの地方検定である。
 もちろん頭を使う検定ばかりではない。己の肉体で挑む「泳力検定」なんて検定もある。ま、こんな邪道な検定はどうでもいいや。
 では、ココで実際に「たこ検定」と「顔文字検定試験」の問題をさらりとご紹介しよう。
●「たこ検定」より
 タコの雄雌の判断箇所はどこでしょう?
1.吸盤 2.頭の形 3.色 4.足の長さ

●「顔文字検定試験」より
 以下の顔文字では部首が使われている。それを見つけ出し、部首名を答えよ。
(冫。´) ヘックション
1.てへん 2.たくみへん 3.のごめ 4.さんずい 5.にすい

 解答とコメントは差し控えさせて頂きます。
 これらの検定を主催しているのも国、地方自治体、民間企業、個人、誰だ?などなどと、バラエティーに富んでいる。
 検定料も有料無料と格差万別だ。
 ただひとつ言えるのは、検定の有名無名を問わず、「検定に貴賎なし」ということだ。本当に検定ワールドは奥が深いのだ。まだひとつも検定なんて受けたことがないが、そう信じたい。
 とクールダウンしたところで、改めて…毎回ひとつ検定をセレクトして、試験に挑むだけの企画です。その検定の背景などを紹介して、試験会場の様子を実況中継し、らしさが出ている問題や難問奇問珍問を披露して、他の受験生たちと「昨日、8時に寝ちゃったから全然だよ」とエールを交わし、合否の発表を行う。
 世にあまたあるが、多くの人々に知られていない玉石混合の検定の世界をあまねく世間に知って貰いたい。ただし、基本的に将来とか就職に役に立つ資格の検定試験はお呼びではない。
 有益な人生なんてどうでもいい。そんなことより、今年の3/5は「たこ検定」と「長崎検定」の日程がかぶっているので、検定マニアの受験生は二股状態で日々悩んでいると思います。

●企画名
「童貞喪失ドキュメント・21センチュリー」
●企画趣旨
 21世紀にもなったのに、悲しくもおかしい童貞喪失をしてしまった人々の声をひたすら集めた企画。22世紀になれば、このドキュメントの記録の価値が認められるだろう。
●企画サンプル
「母ちゃんに筆おろしされた」(ヒデキ・13歳・中学生)
「人間はまだ。ブタ、ウシ、ヤギ系とはハメタけど」(ジロウ・45歳・農業)
「女の人にもチンコがあってびっくりした」(ハジメ・22歳・フリーター)
「コンドームはまず顔にかぶせるもんだと教えられた、年季の入ったソープ嬢に」(トシヤ・20歳・大学生)
「イジメられっ子同士ってことで、みんながいる教室でトモコちゃんの穴に棒を入れさせられた。血出たよ」(ダイスケ・24歳・会社員)
「キスにイチ。生乳タッチにニ。マンイジリにサン。マン指入れにヨン。マン入れにゴ。計ジュウゴで初体験をすませました。当時の仕送り全部ツッコミましたよ」(ユウスケ・30歳・公務員)
「つい最近まで素股のことをセックスだと思ってました。でも素股の方がいいですね。ドロドロしたのがあんまりつかないので」(マコト・24歳・フリーター)
「女の人って物知りですよね。あ、これが『キモイ、真性包茎』っていうんだって自分のペニスをマジマジと見ちゃいましたよ」(ツヨシ・32歳・自営業)
「『後ろからのほうが入れやすいよ』ってお尻を差し出されたんですけど、チョロチョロアナルの周りに生えていたケツ毛が気になって、何となくプチプチ抜いてたら、『もう童貞は女心が分かってない』って怒られました」(ヤスシ・26歳・美容師)
「『立て、立つんだ』って元ヤンのあごのしゃくれた、痩せたおばさんに物真似で応援されちゃいました」(タクヤ・30歳・タレント)

●企画名
「マイナースポーツ観戦記」
●企画趣旨
 華やかなるメジャースポーツに背を向けて、日本各地でひっそりと行われているマイナースポーツにスポットを当て、ほとんどの日本人が知らないであろう競技の試合観戦をする企画。
 具体的には、それぞれのマイナースポーツの試合観戦をして素直に思ったことを徒然に記し、またその競技の簡単な説明、ルール、おもしろさ、くだらなさ等についても触れて、マイナースポーツを広く世に知らしめる。
 大風呂敷を広げるなら、これは日本のスポーツ界の裾野を広げる、社会的意義のある企画である。
 この企画をきっかけに今まで存在すら知らなかったマイナースポーツを始め、その世界の第一人者になる読者が続出することを祈る。
 もちろん「ああ、野球かサッカーやっとけばよかった」と思う運動神経抜群の読者もいることでしょうが、そんなん知らん。
 まあ、試合観戦だけでなく、実際にその競技を怪我しない程度に体験するのもやぶさかではない。でも観戦記って書いてあるので、それもどうかと…。
 まあ、安ギャラでコキ使える、3流スポーツタレントを実験台にするのはやぶさかではないが、安ギャラ代もない。
 以下は日本にあるマイナースポーツの簡単な紹介です。正式には「マイナースポーツ」ではなく、「ニュースポーツ」と呼ばれるのを好むみたいです。
●参考サイト
□セパタクロー
http://www5b.biglobe.ne.jp/~takraw/
*およそ500年前に東南アジアでマレーシアの王室によって生まれた蹴鞠とバレーの融合スポーツ。

□チュックボール
http://www.tchouk.net/
*弾力のあるネットに、ボールをシュートしあうゲーム。

□キンボール
http://www.newsports-21.com/kin-ball/index2.html
*直径122cm、約1kgの特大軽量ボールを使用する。

□フィーエルヤッペン
http://www.furusato.gr.jp/NFA/nfa.htm
*棒を使って川を飛び越えるという、棒高跳び的な競技。

□トリットボール
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/tritball/
*ゲートボールの用具を使って行うゴルフ。

□アジャタ
http://www.tamaire.jp/
*運動会の定番である「玉入れ」をスピード感のあふれる競技スポーツに進化。

□パンポン
http://www.sol.dti.ne.jp/~roadster/index.html
*茨城でもっともポピュラー(?)なスポーツ。手作りの板のラケット、板のネットを使用し、ソフトテニスのボールを打ち合うテニス型のゲーム。

□スポーツチャンバラ
http://www.internationalsportschanbara.net/
*安全な用具(エアーソフト)を使って体育館で行う現代的なチャンバラごっこ。

□スポーツ吹き矢
http://www.fukiya.net/
*胸式・腹式呼吸による健康法が自然にできることと、的に矢を命中させた時の爽快感を伴った競技。

□ユニカール
http://www.unicurl.net/
*氷上で行うカーリングの陸上版。

□雪合戦
http://www.yukigassen.jp/index2.html
*国境を越えたボーダレス・スポーツとして歴史を刻みつつある「YUKIGASSEN」。

□クロッケー
http://www.croquet.jp/
*芝生の上のビリヤードにして、ゲートボールの原点。

□タスポニー
http://www.taspony.com/
*直径17cm、重さ50gのスポンジ制のボールを手を使って打ち合う。

□マウンテンボール
http://www.ne.jp/asahi/nada/ki-shin/
*ゴルフライクなスポーツ。

□インディアカ
http://www.japan-indiaca.com/index.html
*羽根付きボールを素手で打ち合う。ルールは基本的にバレーボールに準ずる。

□ラート
http://www.rhoenrad.jp/main_flame.htm
*宇宙の無重力空間を体験できる不思議なスポーツ。

□ペタンク
http://www.znet.or.jp./petanque/
*地面に描いた直径35~50cmの円からビュット(目標球)を6~10m以内に投げるゲーム。

□ディスクゴルフ
http://www.discgolf-tokyo.com/
*ゴルフボールのかわりにディスク(フリスビー)を投げ、専用のゴールに何投で入れられるか、全18ホールのトータルスコアで競うスポーツ。

□スピードボール
http://www.speedball.gr.jp/
*時速150~160キロのスピードで打ち合う、その名のとおりスピードあふれる球技。

□スカイクロス
http://www.skycross.jp/
*ゴルフと輪投げの楽しさをミックスさせたスロースポーツ。

 などなど、マイナースポーツは以外にたくさん生息している模様です。

●企画名
「それ行け! イヤだ! オフ会探検隊」
●企画趣旨
 巷にあまたあるマニアサイトのオフ会に潜入して、世に知られざるマニアサイトのオフ会の様子やマニアぶりなどを白日の元に晒し、マニアサイト紹介する企画。
『練馬大根サイト』のオフ会、『くわがた狂サイト』のオフ会、『極左サイト』のオフ会、『心霊サイト』のキモ試しオフ会、『ほつれ毛マニアサイト』のオフ会等々、どのオフ会も自分で行きたくはないけど、怖いもの見たさを発揮して、誰か他人が見てきて~。
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# by yoshiotoyoshiko | 2007-04-18 22:51 | 企画置き場

企画置き場③

●企画名
「お面の告白」
●企画趣旨
 昨日、小林くんにこう言われました。
「お面をかぶれば何でも言える」
 と。だからってわけではないですが、市井の人々にお面(アンパンマン、ドラエモン、ホテトル嬢等)をかぶって頂き、素顔のままでは絶対に言えない、青臭いこと、恥ずかしいこと、自慢したくててしょうがなかった「長生きの秘訣は3日に一回のレイプ。見事、齢80になれました」等の今まで他人にしたことのない告白などをぶちまけて頂く企画です。
●企画サンプル
□今回のお面告白人:森郁夫(26)フリーター
□写真:セーラームーンのお面をかぶった森さん。
□本文:
 表参道を我が物顔で歩こうとするも、見事失敗している痛々しい小男を発見。すぐさま彼に駆け寄り、「お兄さん、こういうの好き者でしょ?」と顔の前にお面をちらつかせる。
 すったもんだのあげく、醜い顔にかわいらしいお面をかぶることを快諾してくれた森さん。聞くところによると、森さんは中2の秋に肩を脱臼したことがあるとのこと。素顔の森さんにこれ以外、とりたてて喧伝することはないみたいなので、とっととお面をかぶって頂いた。
―どうですか?お面をかぶると、こう、何か力が沸いてきませんか?
 このお面、なんか臭いですよ。
―あ、すいません。さっきアメリカ人がかぶっていたので。まあ、そのうち慣れますよ。
 はあ…で、どうすればいいんですか?
―だから、日頃言いたくても言えないことをサラッとしゃべってください。
 急にそんなこと言われても…。
―そういうやる気のない態度が一番困るんですよ。あなたみたいにのんべんだらりんと26年も生きてきても、レイプや殺人の1つや、2つはしてるでしょ。何かないんですか、赤裸々告白は?
 …。
―じゃあ、オナニーにまつわる告白でもしてよ。
 …じゃあ、僕が初めてオナニーしたときの話をします。あれは中2の秋のことでした。僕、田舎に住んでいたので…。
―あのさあ、森さんが田舎者かどうかなんて、どうでもいいんですよ。核心から話してくださいよ。
 ……近くの裏山に野犬が一杯住んでいて、ある日、僕はそこで野犬のオスとメスが交流と言いますか、エッチと言いますか…
―あのねえ、お面かぶって照れてもしょうがないでしょ。バカかあんたは!
 ………激しく交尾している犬を見ていたらつい勃起しまして、たまたまその場に居合わせたのが僕だけだったので、チャックを開けてモノをつまみ出して、シコシコしました。イヤー、ホント気持ちよかったですよ。もうそれからやみつき。もう一度言います、やみつき!『犬の交尾を見ながら裏山でするオナニー』って命名してヒマを見つけては裏山で交尾している犬を探して、もうオナニー三昧。ホラ、犬って早漏じゃないですか、でもそれに輪をかけて当時の僕も早漏だったんで、いつも競争ですよ、競争。どっちが先にイクかでね。僕にもプライドがあるので犬には負けられませんよ。死闘の戦績は49勝42敗って感じでしたね。負けたのはほとんど利き腕をシコシコの際に脱臼しているときですけどね。家に帰れば当時の克明な記録をつけたノートがありますが、うち来ます?…来ない?残念です。あ、そう言えば当時、黒くてデッカイ雑種のオスがいまして、そいつのラテンノリの腰振りがたまらなく好きでしたねえ。確か「アミーゴ」って名前を付けましたねえ。アミーゴが射精するときに「クゥーン」って、切なげに吠えるところがこれまた、あ、勃ったちゃった。
―もう結構です。
 地方の由々しき野犬問題について熱く語ってくれた森さん。「このお面貰ってもいいですか?」森さんの最後の言葉が印象的だった。きっと森さんは電車の中でセーラームーンのお面をかぶって演説する人生を送ることになるでしょう。
 ほら、皆さん、お面をかぶれば何でも言えるでしょ?これからもお面を片手にあなたの前に現れます。告白することをちゃんと準備しといてくださいね!

●企画名
「Go to china for working away from home」
●企画趣旨
 何のことはない、「中国に出稼ぎに行け」という命令形企画。古来から、日本人は中国に出稼ぎに行く民族であった。小野小町、和冠、高杉晋作、大日本帝国陸軍、毛沢東と先達を挙げればキリがない。格差大国日本なんかはとっとと捨てて、ついでにアメリカ親分にも見切りをつけて、未来しかない中国親分に「この出戻りが!」と悪口を言われても、ヘラヘラ笑って渡中した彼らのルポ。
●企画サンプル
 小林旭さん(20歳)は高校中退後、流行りのフリーターをしていました。が、バイト先のマックで店長に「なんか顔が臭い」と言われ首に。タイミングよく彼女にも「最近、支払いが悪い」と振られる。ちょうど三国志のゲームをしていた小林さんは思い切って渡中。そんな彼の出稼ぎ先は中国某省の馬賊。

「日本鬼(リーベンレン)、日本鬼(リーベンレン)」
 深夜の静寂を切り裂く、村人たちの悲鳴。馬賊のトレードマーク、モジャモジャの髭がまだ生え揃っていない小林さんは正体がバレたのも気にせず、青竜刀をブンブン振り回す日々を送っている。
「この仕事は夜勤が多いので、最初は大変でした。今ではもう慣れて中国人を殺戮して、略奪する仕事に喜びを感じています。ああ、やっぱり南京大虐殺はあったんだなあって僕の日本人の血が教えてくれました。もちろん、あんな彼女のことは忘れました。今はお金を払わなくても夜毎、簡単に彼女ができますから。こういった恵まれた環境の上に、従軍慰安婦まで連れ回していた昔の日本人の凄みを噛み締めながら腰を振っています。とにかく今は早く出世して、盗んだ野菜じゃなくて、盗んだ金品を日本の両親に仕送りするのが夢です」
 小林さんはそう目を輝かせながら、血糊がたっぷりついた青竜刀を熱心に磨いでいた。

●企画名
「青クサ白書」
●企画趣旨
 青春時代とやらをご存知だろうか。「太陽の馬鹿野郎」、「俺たち親友だよな」、「ママなんか大嫌いだ」などと恥ずかしい発言が大手を振って横行する時代のことです。歳を取ってから自分の貧しい人生を振り返ったとき、青春時代の思い出にいい歳をこいて顔を赤らめているだけでいいのでしょうか。若ければいいということで免罪された青春の思い出。そろそろ償いがてら、恥ずかしい青春の思い出話をしましょうや、という企画。
●企画サンプル
 美濃の国に金華山という山がある。その山頂には岐阜城が聳え立っている。古くはまむしの道三こと、斎藤道三の居城として知られた。また天下取りの野望に燃える、若き織田信長が居城にしたことでも有名である。
 400年後。そんな歴史の勉強とは無縁の男子高校生がいた。彼は金華山を専ら、同級生の彼女とのデートコースとして利用していた。平日の昼間。学校さえさぼれば、誰もいない金華山はラブホテルと化す。しかし、そこは田舎の高校生カップル。清く正しい男女交際で、Bまでしかしなかった。厳密に言うとBまでしかさせて貰えなかった。言い忘れたが、彼らは受験生であった。高校3年の3学期ともなると毎日が午前授業。二人は役得、役得とばかりに足繁く、金華山に登った。
 真冬の伊吹おろしの冷たく、乾いた風。濃尾平野を緩やかに流れる長良川を見下ろしながら、二人は何度も接吻を交わした。おっぱいだって揉んだり、舐めたり、噛んだりした。初な男は考えていた。女の生理は月に何度もやってくるのだろうか。まあ、月のお客さんっていうくらいだから来てもおかしくないのか。っていうか生理でも構わないっす。そんな疑問を直接彼女にぶつけることはできなかった。もしかしたら彼女を傷つけるのではないか、もうおっぱいすら触らせて貰えなくなるのではないか。そう思うと男は黙って、現状維持を心掛けるしかなかった。
 そう言えば男は東京の大学を、彼女は地元の大学を受験するつもりだった。愛し合う二人はもうすぐ離れ離れになってしまう。男はつらかった。ある一点だけがつらかった。東京に童貞はいない。そんな噂がまことしやかに田舎には流布していた。
 西の空が真っ赤に染まる頃、悩める男に魔が差した。
「あれやなあ、もし東京と岐阜で離れたら、もう一緒に夕陽も見られんくなるなあ」
 男の口からポロリと出た、青春いや人生最大の不覚。もし他人がそんなセリフを吐こうものなら、即大爆笑。学校中にその旨を極めて丁寧に言い触らしただろう。しかし、彼女はやさしかった。
「あんた、アホやねえ」
 ただ静かに笑って、男の手を強く握ってくれた。チンコは握らなかったくせに。

●企画名
「トラウマ・コロシアム」
●企画趣旨
 現代人なら皆トラウマのひとつやふたつくらい持っているはず。
 そして、自分のトラウマを自慢して見せびらかしたくなるのが世の常。
 というわけで、毎回ふたりずつ、トラウマリングにあげて、各々のトラウマを発表して貰い、対戦形式でどっちのトラウマが強いか競う企画。
●企画サンプル
金さん(22歳。トラウマ歴17年)のトラウマ発表
「アレは僕がまだ5歳の頃でした。思い出したくもないことですが、いつものように僕が家の道で遊んでいると、とっても大きな外人さんが目の前に立ちはだかりました。『すいません、金さんの家はここですか』と道を聞かれたのです。もう僕は怖くて口も開けず、ただ失禁するしかすべはありませんでした。それ以来、僕は人に道を聞かれると口が聞けなくなってしまいました。こんな悲惨なトラウマを抱えたまま生きてきたんです。しかもこのトラウマのせいで、ずっと憧れていたお巡りさんになる夢を諦めました。本当なら今頃、僕は交番で毎日道を教えていたはずだったのに。ああ、こんなトラウマが憎い」

銀さん(42歳。トラウマ歴30年)のトラウマ発表
「(爆笑中)。いやいや、すんません、いきなり大爆笑してしまって。いやー、あまりにも金さんのトラウマがかわいらしかったのでついつい。正直、私のトラウマはとてつもなくすごいですよ。金さんに勝ったも同然ですが、一応発表します。今を遡ること30年前。当時私は小学6年生で、両親の顔すら見たことない、身も心も生活も荒んだ孤児でした。アレは算数の時間だったと思います。勉強嫌い、特に算数が大嫌いだった私は授業をさぼって、鉛筆をせっせと削っていました。そして、トントンに尖った鉛筆を見ていたら、急に誰かを刺したくなりました。いかにも刺してくださいと言わんばかりの、前の席に座っていた須賀くんの背中を凝視していたら、ついつい思いっきり鉛筆を突き刺してしまいました。須賀くんがすざましい悲鳴を上げました。思わず私まで悲鳴を上げてしまったほど、それはすごい悲鳴でした。まあ、子供って大げさな生き物ですから。しかし、それ以来私は算数が嫌いになってしまいました。今でも九九はできません」

判定
「本人が勝ったも同然と言っているので、銀さんのトラウマの勝利!」
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# by yoshiotoyoshiko | 2007-04-18 22:50 | 企画置き場

企画置き場④

●企画名
「『オレ、フランスで画家になるから』みたいな人」
●企画趣旨
 唐突に「オレさあ、実は小さい頃からフランスで画家になるのが夢だったんだよね」と絵もろくに書いたことないくせに、ありがちな夢を語り出す。「フランスのあのエッフェル塔の下で、真っ赤なベレー帽かぶるんだぜ。どうだ、うらやましいだろ?」と自慢して、「いや、別に…」とでも言おうものなら、「ケッ、どうせお前はしがない一生日本組だよな。ところで…」と激怒しながらもアチコチで借金を重ねて、本当にフランスに旅立つ。
 あんな奴でもいないと少しは淋しいなあと思い始めた頃、「やっぱさあ、オレ、あれが苦手なんだよね。チマチマ料理出しやがって、食った気がしないんだよ。何がフランス料理だ、ムッシュ!」と平然と帰国したのも束の間、「実は小さい頃からイタリアでヒモになるのも夢だったんだよね」とまた新たな夢を語り出す。
 身近に一人でもいたら迷惑な、そんな人物を紹介する企画。まあ、海外に出ていくのは一流の人物だけではないですから。
●企画サンプル
「オレさあ、実は小さい頃からフリーの戦場ジャーナリストになるのが夢だったんだよね」
 と高らかによく分からない宣言をして、タイ・ビルマ国境に向った友人Aくん。
 2ヶ月後。Aくんから一切連絡もないので、そろそろ死んだのかなあと思っていると、「はい、コレ、お土産」
 と真っ黒な顔になったAくんが象の置物と一緒にひょっこり帰国。
「タイってすげえ暑くてさあ。暑がりなオレには貧乏臭い戦場ジャーナリストの王道は無理だわ。そういえばオレ、小さい頃から小説家になるのも夢だったんだよね。まあ、小説家で一発当てて、そのドサクサと大金に紛れて、セレブな戦場ジャーナリストの道を一人行くわ」
 と改めて宣言したAくん。聞きたくもないのに、無理矢理聞かされた彼の話によると、こういうことだったらしい。
 まずタイのバンコクに着いたAくんは、内務省に取材許可証を貰いに行った。タイ・ビルマ国境付近に点在する、ビルマの軍事政権に迫害された少数民族カレン族の難民キャンプを取材するために。タイ側にある難民キャンプはタイ軍が管理しているため、取材許可証が必要だったそうだ。
 しかし、内務省内を散々たらい回しにされた挙句の果てに、ある役人からタイ語で書かれた一枚の紙切れを手渡された。当然、流暢な日本語と拙い英語しか使えないAくんには理解できない。その役人に説明を求めても、手振り身振りで帰れと言うのみ。
 仕方なくAくんは泊まっていた安ホテルのおばさんに翻訳して貰った。その紙切れには「この日本人は一体何を言っているんだ」
 と書いてあったそうだ。
 土人のあまりの言い種に腹を立てて、朝からビールを飲むようになったAくんを天は見捨ててはいなかった。彼が取材する予定だったカレン族の過激派が、タイのラーチャブリーという街にある病院を占拠する大事件が勃発したのだ。
 しかし、タイ在住のAくんがその事件を知ったのは、金の無心をするために日本在住の母親に国際電話を掛けたときだった。
「あんた、あんな恐ろしい事件を取材しとるの」
 と母親の口から事件の詳細を手に入れる、Aくんの戦場ジャーナリストぶり。
 ぐずぐず用意をしてから、Aくんは急いでバンコクから列車で3時間ほどのラーチャブリーに駆けつけた。大事件が起こっているとは思えない、静かな街だったそうだ。親切そうな駅員さんにカレン族の過激派に占拠されている病院の場所を聞いた。
「オオ、イエスターデ―、フィニッシュ!」
 と駅員さんは笑いながら教えてくれたそうだ。
 完全にキレたAくんは気持ちを切り替え、象に乗ったり、川をイカダで下ったり、海で泳いだりと、タイでのバカンスを思いっきり謳歌してきたとのこと。
 そのAくんが最近、「オレ、小さい頃からライターになるのも夢だったんだよね。で、オレの未来予想図としては、ライターからどさくさに紛れて小説家になって、またどさくさに紛れて戦場ジャーナリストになるって感じ」と三度の宣言をしていました。
 いくら他人事とは言え、Aくんのこれからの人生が心配です。

●企画名
「イメトレで勝つ!」
●企画趣旨
 一流のアスリートは試合前、イメージトレーニングで勝利までの道程をイメージするという。もちろんそんな汗臭いことはしない。だって、イメトレの中なら素人だって一流アスリートに勝利できるのだから。例えば、柔ちゃんをピストルで撃ち殺すとか、50cm前から松井に剛速球を投げつけるとか、 中田にドリブルを教えるとか。毎回一流アスリートを俎上にあげて、イメトレでもうバタバタと勝利する企画。爽快感と虚しさを同時に味わうこと請け合いです。
●企画サンプル
□今回のイメトレ対戦相手:WBCヘビー級世界チャンピオン●●●●
□本文:
 オレの胸毛に覆われた逞しい胸で、ラウンドガールが静かな寝息を立てている。彼女のほっそりとした、柔らかな裸身にやさしくシーツをかけてやる。
 まあ、順を追って話そう。
 試合開始5分前。オレは対戦相手、WBCヘビー級世界チャンピオン●●●●の控え室に向った。
「行かなきゃな。世界一の男がリングで、オレを待ってるからな。ありがとう」
 と世界一の男に言うために。せっかくこのセリフの猛練習を重ねてきたのに、さすがまだ控え室にいる毛唐、日本語が分からずポカンとしている。
 再度、奴のそんな顔を見たのは1Rの終盤。オレの右ストレートが奴のテンプルを打ち抜いたときだった。マヌケ顔のまま、チャンピオンは膝からリングに崩れ落ちた。オレは赤十字の腕章をつけて奴に駆け寄る。
「どこか悪いんですか?」
 と。「コーナーに下がって」と試合前に100万程包んでおいた審判が偉そうにほざいた。その刹那、審判の顎はオレの左アッパーに打ち抜かれた。観客席が沸く。
 フッ―。オレはリング上で紫煙をくゆらす。さてどっちが先に立つかな。先に動いたのはやはり世界チャンピオンだった。オレはジーパンの尻ポケットに手を入れた。ひんやり冷えたマグナムの銃身が心地いい。フラフラと立ちあがろうとする奴の額に、マグナムの銃口をピタリと構えた。無駄な殺生はしたくない。しかし、試合に情けは無用。
 オレは目を瞑り、ためらわずに引き金を引いた。手応えがあった。目を開けると審判が血塗れで死んでいた。その傍らでチャンプが震えている。オレの中で何かが弾けた。奴に近寄り、至近距離から有り弾をすべてぶちこむ。濃い血煙と硝煙が立ち込め、そのせいかツルツルだったオレ胸に、胸毛が一杯生えた。
 テンカウントが鳴り響く会場を、オレはゆっくり後にした。一人っきりの控え室でオレは一本の電話を掛けた。
「あ、『ラウンドガール』さんですか?…後楽園ホールとかでも、女の子のデリバリー大丈夫ですか?…じゃあ、とりあえず1Rの看板が似合う女の子を至急お願いします。あ、チェンジありですよね?」

●企画名
「47人の日本人」
●企画趣旨
 日本全国47都道府県のそれぞれの県民性を探る企画。ただし、それぞれの都道府県出身者、ただ一人のデータ―だけを元に。例えば、青森県出身の小林さんが童貞喪失が25歳だとすると、「青森県の男性は概して奥手で、皆25歳で童貞を喪失する」となる。本当ではないが多分嘘でもない、そんなギリギリな線で新しい日本人論を展開する。
●企画サンプル
□山口県・山口山男さんのイラスト:山口県っぽい感じ。
□山口山男さんのプロフィール:生年月日―1975年8月8日。
              血液型―B型
              最終学歴―下関農業高校卒
              職歴―漁師
              趣味―特になし
              特技―釣り
              家族―妻と子供3人
□本文:
 山口県の特徴としてよく上げられるのが、1975年8月8日生まれの人が多いということである。民俗学的にはまだこの理由はまったく解明されていないが、山口県民の血液型でB型の占める割合、100%というのがその謎を解く鍵とされている。
 さて、教育熱が高いとされている山口県であるが、大学進学率は全国最下位である。ほとんどがなぜか最終学歴、下関農業高校卒である。ただ、中卒、高校中退者が皆無であることから識字率を始めとする読み、書き、そろばん等の基礎学力は非常に高いと思われる。あ、新情報によるとそろばんは習ってなかったということなので、そろばんは普及していないようだ。
 また無趣味な人が多い山口県であるが、その反面釣りが特技な人が多い。これは長州藩の名残とされている。後、海が近くにあるからだと推測される。
 昨今、全国各地で少子化の危機が叫ばれている。しかし、ここ山口県では各家族平均して3人の子供をもうけている。全国の出生率の低下を何とか底上げしている立役者こそ、山口県なのである。その理由として上げられるのがみんな職業・漁師である。漁師と言えば、血気盛ん、精液盛ん、魚臭い盛ん。と、こんな3つが一遍にきたら、夜の方も盛んに決まってるじゃん。
 結論として、山口県はなぜか山口という姓が圧倒的に多いという一言に尽きるだろう。

●企画名
「ケータイ推理」
●企画趣旨
 例えば電車の中で、立ち話をしている二人の会話を盗み聞く場合と、携帯電話で話している人の会話を盗み聞く場合、圧倒的に後者の方がイライラする。
 携帯電話の場合、一方の話しか盗み聞けないのだから当然のことである。じゃあ、せめてもの腹いせに、その一方の会話だけを元に、電話の向こうにいる相手とどういった会話をしているか推理してみようという企画。
 基本的に電車だけでなく、道端や喫茶店などで携帯電話で話している人を見つけて、その会話をメモして後でゆっくり推理する。できればその会話をテープに録音できると楽。
●企画サンプル
□携帯電話で話している人(Aさん)の写真:携帯電話で深刻そうに話しているAさん。
□Aさんと携帯電話で話している相手(Bさん)の想像イラスト:嫌そうな顔で話しているBさん。
□Aさんの実際の声とBさんの想像の声:
A「え、でも高くないですか、ソレ?」
B(10万くらいで済むなら、安いもんだよ。私を信用しなさい)
A「うーん、ソレが終わった後に払ってもいいんですか?」
B(君さあ、なめたこと言ってちゃ困るよ。前払いだよ、前払い)
A「でも保証っていうか、保険みたいなのはないんですよね」
B(別にイヤならいいんだよ。じゃあね)
A「あ、待ってください。イヤなんて言ってないじゃないですか」
B(フン、じゃあこの条件でOKなんだね)
A「はい、お願いします(と電話を切る)」
□本文(ケータイ推理):
 この会話からAさんは患者。しかも、かなりの急患とケータイ推理できる。そういう話になると決まって、Bさんは医者。残念なことに何となく、彼はもぐりの医者であると断定せざるを得ない。ただBさんの名誉のために言っておくと、もぐりと言ってもさる事情で表の医術の世界を追い出された彼の腕はピカイチである。これは上記で「私を信用しなさい。人妻って燃えるよね」とBさん本人が言っていることから容易に推理できる。
 現在Aさんは間違いなく、下の病気に悩んでいる。「終わった後に払ってもいいんですか?」とのAさんの発言から後払いの習慣、つまりヘルス通いしていることは容易に想像がつく。また理由はよく分からないが、彼の手術受ける気満々が伝わってくるよね。まあ、そういった場合、下の病気が相場!
 もうケータイ推理するのもめんどくさいので、結論として手術は明日、新大久保のラブホで行われる。Bさんはその日が記念すべき手術デビュー。おめでとう。即日、Aさんは後悔すらできない身の上になりました。公共の場での携帯電話の使用はやめましょう。
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# by yoshiotoyoshiko | 2007-04-11 16:32 | 企画置き場

企画置き場⑤

●企画名
「喧嘩腰インタビュー」
●企画趣旨
 俗に言う「人の話を聞く態度じゃない」感じを基調として、ガラの悪い喧嘩腰の態度でインタビューに臨む企画。当然いろいろ勘違いした有名人などにはこのインタビューは適さないので、市井の弱そうな人々限定で喧嘩腰インタビューを突然吹っかけるのがベスト。
●企画サンプル
□今回のインタビュー相手:鈴木さん
□写真:引きつった笑顔を見せる鈴木さん
□本文:
―オイ、コラ。インタビュー始めるぞ、ボケ。
 はあ。
―あぁ、なに、メンチ切っとんじゃい、ワレは?
 す、すいません。
―詫び入れんなら、最初からおとなしゅうしとけや、ボケ! ハリアップ、名前言わんかい。
 あ、山田一郎です。
―なんじゃい、そのナメタ名前は! いてまうど、こら。
 でも、その、本名ですので…
―ワレの親はよっぽどのアホやなあ。親父はさしずめ無職か、蒸発じゃろ。
 いえ、公務員です。
―日本も落ちたもんだべ、田中一郎の名づけ親が公務員とはのう~。
 あの、僕、田中一郎じゃなくて山田一郎なんですが。
―アホか、そんなんどっちでもええやろ。ガタガタ因縁つけんじゃねえよ。で、お袋はどうせ現役の売女だろ。
 違います、専業主婦です!
―てめえ、何逆ギレしてんだ。こっちがインタビューしてるからっていい気になるなよ。まったく育ちの悪いやつだ。この、マザーファック。
 …。
―何黙ってんだよ。表出るか、表。ちょっと顔貸せや。
 …あの、実は僕、空手3段ですけどいいんですか?
―上等じゃ、ボケ。しょうもない嘘つきやがって。なに、こぶし出してんだよ。
 空手ダコです。
―…いや~、ご立派なタコをお持ちで。親の教育がよかったんでしょうね。あ、じゃあもう十分お話し聞けましたので、どうもありがとうございました。
 待て、コラっ!

●企画名
「自分史―三面記事的三大事件―」
●企画趣旨
 日本国民全員に今までの人生で起こった、「三面記事的三大事件」を順番に語って貰う壮大なスケールの企画。
●企画サンプル
□一人目の国民・栗田純平(20)
□本文:
「6歳児 熱々のコーンスープを膝の上にこぼして大火傷」(1990年1月1日 アサヒ新聞)
 昨夜未明、神奈川県藤沢市の会社員栗田純一郎さん(22歳)の長男、純平くん(6歳)が夜食にコーンスープを食べようとして誤って膝の上に落として大火傷を負った。母親の純子さんは「夜中に台所でゴソゴソ音がするので、泥棒かと思い台所の電気をつけたら…」と一人息子の惨劇に言葉を失った。純平くんは全治76ヶ月。藤沢市内の病院で手当てを受けているが、幸い命に別状はない模様。消防は出火元はコーンスープと見て原因解明を急いでいる。

「弱冠二十の青年、性病保有数ついに二桁台を突破。世界新記録達成!」(2004年1月1日 ヨミウリ新聞)
 昨夜夜半、神奈川県藤沢市のフリーアルバイター栗田純平さん(20歳)の性病保有数
が2桁台を突破していたことが明らかになった。さる情報筋によると、栗田さんはクラジミヤで性病歴を始め、梅毒、淋病とありがちな性病で順調に数を増やしてきたとのこと。ついに昨夜、藤沢市内の病院でまだ世界で類を見ない新種の性病という大快挙で、世界初の性病保有数10を達成していたことが判明。このダブルな朗報に緊急入院中の栗田さんは「ギネスに申請したいです」などと医師団に明るく受け答えしたとのこと。が、依然栗田さんの安否が気遣われる。尚、この新記録により、アメリカ合衆国ペンシルベニア州のマイケル・ジョーダン氏(42歳)が持っていた性病保有数9を大幅に塗り替えたことになる。

「元旦早々、女子高生に淫行。88歳のご老体、現行犯逮捕」(2004年1月2日 マイニチ新聞)
 1日早朝、藤沢署は神奈川県藤沢市の路上で市内の女子高生に淫らなプレイをした疑いで、住所不定無職の栗田純二容疑者(88歳)を現行犯逮捕した。調べによると「孫の彼女とは知らなんだ。性病が怖い、怖い」と自供を始めているとのこと。栗田容疑者の孫は、昨日性病保有数の世界新記録を達成したばかりの栗田純平さん(20歳)。報道陣に囲まれた栗田さんは開口一番「じいちゃんに彼女を寝取られるとは…。今年はお年玉をくれないのでおかしいとは思っていました」と悲痛な表情で身内の極刑を望んだ。栗田さんは本日、藤沢市内の病院から退院したばかりだった。

●企画名
「異種仕事交換」
●企画趣旨
 ワークシェアリング。不景気大国日本が生んだ、苦肉のカタカナ。同会社内でそのカタカタをチマチマ行うと、「じゃあ、俺が9時から13時まで。お前は13時から17時までね」、「何でお前だけ昼休みがあるんだよ」とかならず喧嘩になります。ですから異業種間でそのカタカナを行えばいいのです。大工とモデルの会話の抜粋。「じゃあ、俺がモデルやるから、お前は大工な」、「大工やってみたかったんだよ。ありがとう」となること請け合い。まあ、異業種間でドンドン仕事交換したらどうなるか確かめる実験企画。
●企画サンプル
①総理大臣とAV男優が仕事交換
「総理、一言お願いします」
 インタビュアーたちが次々に総理大臣(AV男優)にマイクを差し出す。
「あ、俺のこれくらい」
 総理大臣は、一番太くて長いマイクを指差した。
「…総理、もう一言」
「フッ、もう濡れているんだろ」
 総理大臣はそう言うと、カメラの前で総理とは思えない早さでフィンガーを動かした。
「以上、総理官邸でした」
 女インタビュアーが火照った顔でそう締め括った。

②AV男優と有名ラーメン屋の親父が仕事交換。
「じゃあ、とりあえず入れちゃってくれる」
 AV監督の指示にAV男優(有名ラーメン屋の親父)は不機嫌そうに首を横に振った。
「うちはメニュー以外のものは作らねえ。後、私語禁止」
 その言い種に、AV監督は激怒。
「ほら、女優さんも股広げて待ってるんだから。能書きはいいから、とっとと入れろよ」
「今日のスープは気に入らねえ。もう店仕舞いだ」
 AV男優はそう言いながら、股間の暖簾を下ろした。

③有名ラーメン屋の親父と総理大臣が仕事交換。
 暖簾をくぐって、客が入ってきた。
「ブッシュ萌え~!」
 有名ラーメン屋の親父(総理大臣)が奇声を上げた。一見の客はうまい店は得てしてこういうものと通ぶり、カウンターに黙って腰を下ろした。
「おやっさん、ラーメン一つ」
「靖国神社に参拝して何が悪い」
「いや、悪くないから、ラーメン一つ」
「感動した。勝手に国民栄誉賞あげちゃダメって言われたの」
 有名ラーメン屋の親父がラーメン作りに取り組む様子は更々なかった。

●企画名
「さあ、メール添削教室」
●企画趣旨
(前略)今まで述べてきたような要因が起因となり、テレホンが普及していき、それに伴って手紙が衰退していったと推測される。(中略)しかし、昨今のケータイテレホンの著しい台頭により、メールと改名された手紙が復興の兆しを見せている。本企画はそんな素人衆の、プロ意識に欠けたメールの採集、添削を目的としたものであり、決して(後略)。
●企画サンプル
 下記のメールは坂本竜馬(仮名)が、親友の勝海舟(仮名)に送ったメールです。坂本さんはこのとき急病。すかさず肌身離さず持っている携帯電話で勝さんにメールを送ったとのこと。ちなみに坂本さんは急病で動転していたのか、119番に電話することは思いつかなかったようだ。

○坂本さんのメール
「♂、超元気?オレ、今、急にブルーなんだ」
○勝さんの返信メール
「フ―ン」

 もし坂本さんがちゃんとしたメールを送っていれば、メールでは寡黙な勝さんも饒舌になったはず。そうすれば、坂本さんが命を落とすこともなかったことでしょう。では、二人のメールを添削した、模範メールを発表します。

○模範版、坂本さんのメール
「♂、超元気?オレ、今、急にブルーなんだ。なぜかって?それは急病だからさ。そこんとこ、よろしく。アディオス!」
○模範版、勝さんの返信メール
「フ―ン。…な、なに―。いいか、まず気を落ち着かせて、横になってろ。オレが119番に電話してやるから。すぐに救急車が行くから、それまでの辛抱だ。あ、オレ、お前のメルアドしか知らないじゃん。しょうがないよな、メル友だもんな。じゃあ、アディオス!」

 二人が特殊な友人関係だったので、坂本さんの命はやはり救えませんでした。あくまで上っ面のメルトモ関係だった二人が悪いのであって、模範メールにはなんら落ち度はありません。アディオス!
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# by yoshiotoyoshiko | 2007-04-11 16:31 | 企画置き場

企画置き場⑥

●企画名
「ずーっと前の始末書」
●企画趣旨
 人間誰しもが人には言えない、あんなことやこんなこと、え、そんなことまでを胸に抱えて生きている。日本は謝罪すればすべてが許されるお国柄と言っても、つい最近の悪事はなかなか切り出せないもの。じゃあ、昔のことなら言えるよね。というわけで昔の悪事を始末書形式で発表する企画。
●企画サンプル
                 『16年前の始末書』
                                 2004年1月1日
木畑小学校・河川康子先生へ

 16年前、私の過失により体育館の鍵を紛失し、学校に対して多大な損害を与えてしまったことを、ここに深くお詫び致します。
 当時、体育係だった私はいつものように体育の授業前に、職員室に体育館の鍵を取りに行きました。順調に体育館の鍵を開けました。鍵を開けたらすぐに職員室に返しに行くのが体育係の勤めとは重々承知していました。その日に限ってめんどくさかったのか、周りを見渡してからうっかり鍵をポケットに入れてしまいました。子供心にも閉めるときにまた鍵を取りに行くのは理不尽だと思ったのかもしれません。
 授業後、「職員室に体育館の鍵がなかった」と大騒ぎになりました。騒ぎの張本人の私は胸を張って「僕はちゃんと職員室に鍵を返しました」と先生に主張しました。あまつさえ「誰だ、鍵を盗んだのは」と犯人探しまで始めました。あまりに体育の授業のバスケが楽しく、私は合切一切忘却していたのです。いつもはちゃんと職員室に鍵を返しに行っていたので、今回もそうしたと思い込んでいたのです。
 下校途中にポケットに鍵が入っているのに気付きました。私はその瞬間、すべてを思い出しました。そのときの驚きとやるせなさと言ったら忘れられません。私は鍵を固く握り締め、一緒に下校していた大野君にばれないように思いっきり田んぼに鍵を投げ捨てました。大野君に「今、何を投げたの」と迂闊にも目撃されてしまい、「ああ、石。石だよ」と嘘までついてしまいました。
 今後はこのような過失を再び引き起こさないように十分注意して、万全の管理を致す覚悟です。
                                      元木畑小学校6年B組 山田鈴木

●企画名
「モノ語り」
●企画趣旨
 最近、活きのいいイタコを見つけました。彼女が言うには「日本では万物に神が宿っている」そうです。イタコが嘘つくわけありませんから、そこら辺の石ころや、100円ショップで買った消しゴムや、精液を吹いたティッシュにも神が宿っているのです。そのイタコを使って、いろんなものに宿っていると噂の神様に好きなことを語って頂く企画。
●企画サンプル
 あの新入社員は本当に駄目な奴じゃ。何が悲しゅうて、この歳になってメリケンくんだりに送られないかんのじゃ、ワシが。最近の若者は適材適所って言葉も知らんのかのう。まったく嘆かわしい限りじゃ。
 自己紹介が遅れたが、ワシは日本製のコンドームに宿る神じゃ。本来なら日本のマツキヨあたりに大特価で並べられて、日本の少子化に一役買うはずだったんじゃ。あの新入社員の豪快な手違いのおかげで、今やこうしてメリケンのドデカイスーパーマーケットに並ぶ境遇に身を窶しているわけじゃ。
 ワシもこんなところに並んで早3ヶ月。誰にも手にすら取られないこの気持ちはさしずめ老人ホームやくざって感じじゃ。まあ、アメ公はコンドームなんか使わん生き物だから諦めているがの。このカントリーではワシの永遠のライバル、ピル公が幅を利かせているからのう。そのせいでアメ公はみんな性病かエイズって噂じゃ。くわばら、くわばら。
 お、珍しいのう。ワシの前にお客が立ったわい。なんじゃい、手に取りおったわ。僥倖か老人虐待か。まあ、お兄さん、ちょいとお待ちなさい。ワシを手に取ってくれたのは、確かにコンドーム冥利に尽きる。じゃがなあ、アンタみたいな白人の大男にワシを使いこなせるかのう。ワシは由緒正しき日本製のコンドームなんじゃから。オイ、ワシはMAID IN JAPANって言っておるだろ。カゴに入れおった。英語も分からんのか、この毛唐は。
 ハア、レジに連れて来られてしまったわい。2ドル50セント。ワシも見くびられたもんじゃわい。歳だけは取りたくないのう。い、痛い、痛いじゃろ。ワシの上にビールをおくな。重い物が下っていうのは、万国共通のお買い物の約束じゃろ。
 お、でっかいアメ車じゃのう。乗ったそうそう、ゴソゴソとうるさいのう。あ、オイ、こんなところでワシを身包み剥がしてどうするんじゃ。相手もいないじゃろ…何でもう立っておるのじゃ。やっぱり外国産はでかいのう。でもやめておくのが賢明ってもんじゃ。絶対に入らんから。うっ、臭いのう。あ、裂ける、裂ける。ビリッ!ほら、言わんこっちゃない。何がシットにファックじゃ。ファックする相手もおらんくせに。日本の年寄りの智恵を馬鹿にするからそうなるんじゃ。ま、自業自得じゃわな、アメ公さんよ。

●企画名
「東海道中膝栗毛―21世紀バージョン―」
●企画趣旨
 最初に一言お断りしておきますが、この企画は約400年前の企画のパクリ企画です。真作「東海道中膝栗毛」に負けず劣らず、贋作「東海道中膝栗毛―21世紀バージョン―」も後世の日本人に21世紀の日本の姿を赤裸々に伝え、「俺たちの祖先は本当にバカだった」と痛感させることを目的とした文化的側面も合わせ持つ企画である。
 筋立ては、東京は住所不定、無職の山田(ヤマさん)と鈴木(スーさん)の両名が借金で首が回らなくなり、幸いお互いに体を求め合う関係だったので、二人仲良く東京から夜逃げすることに。目的地は京都。京都御所にある1つ、1ペソの値段のつく石を手に入れて、人生をやり直すのだ。東京から京都まで、東海道を西へ西へと徒歩で向う二人の行く手には次から次へといろいろな障害が立ちはだかる。どうなる、ヤマさん、スーさん!
●企画サンプル
 時は21世紀。東京は日本橋の東京タワーのたもとで、二人の男が言い争っていた。大きくて下品な方が山田ことヤマさん。小さくて下品な方が鈴木ことスーさん。そんな二人の目の前をビュンビュンと犬型や猫型の飛行機が通り過ぎていく。
 ヤマさんとスーさんは激しく言い争いながらも、チラチラと横目でお互いの毛深い足を盗み見ている。二人とも今流行の赤のタンクトップと白のホットパンツを上手に着こなしている。頭には国民の義務である鉢巻もしっかりと締めている。流行のファッションには敏感な二人も、これまた最近流行りの異性愛にはどうしても手が出せない、古いタイプのどこにでもいる同性愛者だった。
「さあ、早く行こうよ。奴らの追い込みが半端じゃないのは、スーさんだって知ってるだろ。いつまでもこんなところにいたら、ヤバイだろ」
「そんなこと分かってるけど…。ヤマさん、僕、怖いんだよ。僕もヤマさんだって東京から出たことないじゃん。昔、おばあちゃんが田舎には魔物が住んでいるから気をつけなさいって学校で言ってたよ」
 二人はサラ金と呼ばれる、小金貸しのペンキ屋から多額の借金をしていた。とうに返済日は過ぎていた。彼らは連日、借金取りの手先、大学教授から激しい追い込みを掛けられていた。ヤマさんがスーさんの肩を揺さぶった。
「いい加減、目を覚ませよ、スーさん。12時間、寝ただろ。大学教授より恐ろしい魔物がいるわけないだろ。俺がちゃんと守るから、安心しろよ」
「うれしい、ヤマさん」
 スーさんはそう言うとヤマさんの胸に飛び込んだ。しかし、毎日朝から晩まで会社で働くという悪人にもなれず、いつも楽して儲からないかなあと考えるだけの善人に甘んじているヤマさんに、一抹の不安を感じずにはいられないスーさんだった。(続く)

●企画名
「AV語録」
●企画趣旨
 AVが誕生して早20年以上の歳月が流れた。現在までに世間に流通したAVの数をご存知だろうか。私は知らない。そんな世事に疎い私でさえ、すごいたくさんのAVが世に出たことくらいは薄々勘付いています。ただ一つ言えるのは、AVの一つ一つにドラマがあり、人間模様があり、顔射がありと何でもありなんだから、心に残る名言の一つや二つもきっとあるはずということです。そんな何気ない一言に救われた人々がいるからこそ、AVファンは永遠に不滅なのです。AVの名言語録を発表する企画です。
●企画サンプル
AV語録1「奥さん、本当は淋しいんだろ」(出典「一人よがり未亡人」より)
 この語録は男に生まれたからには、ぜひ一度は未亡人に言ってみたいセリフだ。が、妙齢の未亡人と知り合う機会なんてそうそうない。もし幸運にもそんな未亡人と邂逅できたとしても、「別にー」と言われたらどうしようと思うと、素人にはなかなか言える代物ではない。
 そんな有史以来の男の夢と優柔不断を解決してくれたのが、この「一人よがり未亡人」の主演男優さん。やっぱ、未亡人ってだんなが死んで淋しかったんですね。主演男優が未亡人の和服を脱がせながら「奥さん、本当は淋しいんだろ」って言ったら、あっさり「誰でもいいから欲しかったの」って、未亡人本人が棒読みで告白していたのが何よりの証拠。一応、「駄目、主人が見てるわ」って主人の写真をふせてましたけど。まあ、それだけで問題は万事解決したみたいですね。もうガンガンやってました。挙句の果てに、ふせたはずの写真に見せつけるようにヤッてましたよ。未亡人心は複雑なんですね。淋しいくせに。
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# by yoshiotoyoshiko | 2007-04-11 16:30 | 企画置き場

企画置き場⑦

●企画名
「泣き女ソムリエ(ソムリエシリーズ第一弾)」
●企画趣旨
 時折、夜の街などで見かける、一人寂しくシクシク泣いている女の子。「ああ、かわいそうに。どうして泣いてるのかなあ」→「やさしく声を掛けたらヤレるかなあ」→「でも人目もあるし、ろくでなしみたいに思われそうだから日を改めよう」との負け犬思考回路を上手に駆使して後ろ髪を引かれつつも、泣いている女をその場に残して立ち去ってきた甘酸っぱい青春の日々。そんな夜のオナニーは燃える。
 でもよくよく考えると、「超もったいない」ということを発見したので、泣いている女の子を発見したら、「うーん、アレは1980年もの。スカートをはいているから埼玉産。まだ青臭いがいけないことはない。多分彼氏に『お前なんか汗臭い』と置き去りにされたのでしょう」と泣き女ソムリエしてから、「どうしたの?」と勇気を出してやさしく声を掛けて、どうなるか試してみる企画。「泣いている女は落ちやすいのか」を一応テーマとする。
●企画サンプル
泣き女のイラスト:新宿駅構内でしゃがんで泣いている女
泣き女ソムリエ:ウーン、ティスティング。あの豊潤な焼け野ッ原みたいな髪の毛は千葉県産。うっすら見えるピンクのパンツの柄は1985年産。ロマネなんたら並みのテレクラ価格は「イチゴーでいいよ。聖水はおしっこよ」。まだまだ青臭いが、生理中真っ盛りの顔をしているので、高級ワインで言えば赤の5年もの。泣いている理由は、ウーン、ティスティング、タンポンを買うお金がないから。
本文:
 時は既に24時。新宿駅構内は終電間近の喧騒を極めていた。家路を急ぐ大人たちをあざ笑うかのように、一人の少女が人込みの真ん中でしゃがみ込み泣いている。人々は興味深々な顔を向けながらも、彼女を遠巻きに避けていく。男たちが彼女にあらぬ想像を膨らませているのが手に取るように分かる。フッ、負け犬どもが。泣き女ソムリエ界の第一人者、本田宗一郎はそう吐き捨てた。彼は人の流れに乗り、自然と彼女に近づいていく。さりげなく彼女の横にしゃがみこむ。
「泣くなよ。タンポンの一つや二つで。なあ、若いっていいよな」
 都会の片隅に咲いた、やさしい言葉。化粧の崩れした少女の泣き顔が本田を捉える。
「警察呼ぶよ」
「110だよ。ほら、使いなよ」と携帯を差し出す本田。「青いボタンを押すと電話が掛けられるぜ」
 少女は困惑気味に握らされた携帯を見ている。
「磯の香りがする。九十九里浜のほとりで大きくなったんだろ」
「ハッ?」
「子供には難しかったかな。つまり千葉生まれなんだろ」
「埼玉だけど」
 本田の顔がほんのり朱に染まる。
「お、大人をバカにするな。朝のホームルームのときに先生の話も聞かず、後ろの席の男の子に『昨日、援交した親父が包茎でさあ、ギャハハハ』っていうタイプがお・ま・え!きっとその男の子も包茎だぞ。どうするんだ、この無責任発言の行方は!」
 畳み掛けられる本田の言葉に、思わず腰を上げかける少女。
「待てよ、まだ泣き女ソムリエ中だろ」と少女の手を掴み、言葉を重ねる本田。「柔らかいんだね。フッ、1985年生まれだね」
「違うわよ!もう放してよ、超ウザイんだけど。一体何なのよ」
「ご存知、泣き女ソムリエリスト・本田宗一郎」
「ハッ?バカじゃないの」
 本気で逃げようとする少女を本田はしかと抱きしめる。少女の甲高い悲鳴。無関心なはずの無機質な人込みから非難がましい視線が飛ぶのみ。本田は焦った。
「じゃあ、これが最後。ラストソムリエだから。聖水と言えば?」
「教会?」
「おお、偏差値38」
 本田の蹴りが少女の顔面を捉えた。泣き女に蜂。日本の泣き女ソムリエの黎明はこうして幕をあけた。
 ああ、新宿の喧騒は夜陰とともに増していくばかり。

●企画名
「オレの渡った危ないブリッジ」
●企画趣旨
 男たるもの人生で一度や二度は危ない橋を渡るものである。「オレさあ、昨日ついに1人で万引きしちゃったぜ、しかも単三じゃなくて、単一乾電池を」、「さっき五人くらいに囲まれちゃってさあ、さすがにボコられるかなあと思ったけど、機転をきかして財布を渡して乗り切ったよ」などの平和で不景気な時代にふさわしい「みんなの危ないブリッジ体験」を独白する企画。
●企画サンプル
小林氏の渡った危ないブリッジ:ラブホで大窃盗ブリッジ
小林氏のプロフィール:1960年生まれの43歳。愛媛県出身。公務員。離婚歴あり。
小林氏の大窃盗場面のイラスト:風呂場で犯罪行為をしている小林氏。
本文:
 ほら、ホテトル頼むときってさあ、まずは一人でラブホに入るじゃん。一匹狼のオレもこの前いきつけの大塚のラブホに一人で入ったわけよ。受付のおばちゃんとももうツーカーの仲だからさあ、「あんまり女を泣かしちゃ駄目だよ」ってからかわれちゃって。「いいBGMになるだろ」って軽口叩きながら、エレベータに乗って部屋に入ったわけよ。
 いきなりホテトルに電話するのも、もてない男みたいでアレだからさあ、まずは風呂場でシャワーよ、シャワー。リンスをするのを忘れて慌ててみたりしながらさあ。でさ、風呂上りは大きいタオルと小さいタオル両方使って体拭くわけよ。ホテトル嬢に「あら、二枚もタオル使ってリッチねえ」なんて言われたらさあ、禁煙パイポ吹かしながら「気分よ、気分」って答えてやるわけね。
 そろそろいい感じに濡れ髪も決まったから、リュックサックから風俗誌取り出そうとしたら、ないわけよ、コレが。さすがのオレもビビッたね。「あれ、どこに忘れたんだろう」ってもんよ。ハタと考え込んだね。どうすればこの危機的状況でホテトル嬢を呼べるかどうかと。
 でも、グッアイデアが浮かばなくてさあ。一度ラブホ出て、また同じ風俗誌買うのももったいないしさあ。まあ、オレくらいになると内線電話を一発掛けるだけで、受付のおばちゃんにホテトル情報の一つや二つすぐリークして貰えるよ。でもプライドがあるんだよね。恥を知る男の生き様ってやつ。
 で、覚悟を決めたよ。オナニーよ、オナニーショー。ラブホでホテトルも呼ばず、一人でオナニーよ。並みの男がマネしたらやけどするよ。これが気持ちよくてさあ。やっぱオナニーっていいもんだなあと再認識しちゃったよ。
 あのねえ、でもこれだけで終わったらオレは、ホテトルを呼ぶためにラブホに入ったのに、風俗誌忘れてパニックってオナニーした男で終わるじゃん。おいおい、冗談じゃないぜ。オレはそんな器の小さい男じゃないぜ。
 だから手を染めたわけよ。反社会的行為にさあ。ここからオフレコね。オレもさあ、確かに常習的にラブホの固有財産、歯ブラシやカミソリ、お茶のパックやシュガー、ミルク、コンドームくらいはそっと懐に忍ばせているよ。もちろんドキドキせずに平常心でね。エヘッ、悪い男だって非難してるんだろ。でもオレはもっと悪党だぜ。
 オレ、風呂場に行った訳よ、そっとね。で、シャンプーのボトルを、中身はそうさなあ、八分目は詰まっていたね、リュックサックに入れたわけよ。後からこれを発見した掃除のおばさんびっくりだよ。「五右衛門、石川の五右衛門が出たわ」って騒いで、ラブホ中大騒ぎは間違いなしよ。
 さすがのオレもドキドキしながらリュックサック背負って、受付に降りたわけよ。何も知らない受付のおばちゃんが「アラ、今日は女の子呼ばないのかい」って驚いてさあ、「今日はそういうことするつもりじゃなくて…」って思わず自白しそうになったから、慌てて金払ってさあ。「あ、お釣くださいね」って捨てセリフ吐いて、そのラブホとおさらばよ。
 え?そのシャンプー?これが恥ずかしい話、リュックサックの中で漏れててさあ。やっぱ極悪なことはするもんじゃないよね。みんなも気をつけろよな。

●企画名
「Mの大冒険」
●企画趣旨
 街ゆく人にこう尋ねます。
「あの、突然で失礼ですが、命令してください」
「はあ?」
「あの、命令してください、ご主人様」
「馬鹿じゃない」
 スタスタスタと、次々と去っていく即席ご主人様たち。「ああ、また放置プレイか」の繰り返しにもめげず、「ご主人様、命令してください」を連発して何とか命令を頂いたら、「はい、ご主人様」で何でもやる企画。
●企画サンプル
即席ご主人様:事務系OL歴8年の淳子様
即席ご主人様のイラスト:ブスのくせになんか偉そう風
本文:
「あの、突然で失礼ですが、命令してください」
 小生、この日、何十回目かの同じセリフを繰り出しました。
「アラ、もうオチンチン大きくなってるの」
 どうせまた無視されると思い、がっかりしようと思っていた矢先の小生は耳を疑いました。
「え、今、何とおっしゃいましたか?」
「オチンチンしごきなさい」
「はい、ご主人様」
 おお、降って湧いたサマーバケーション。渋谷の路上で羞恥プレイなんてありがたき幸せ。小生、震える手でチャックを開けて、お使い途中風情のOLのご主人様にモノをまずご覧頂きます。
「あら、かわいらしい。ホラ、早くしごきなさい」
「はい、ご主人様。あ、あの、ご主人様のお名前だけでもお教えください。ああ、気持ちいい」
「生意気な犬ねえ。淳子よ」
「ああ、淳子様」
 小生、淳子様の為に必死にシコシコしました。街行く人々は、小生のことを変態を発見した目付きで見ながら、通り過ぎて行きます。ああ、快感リーチ。
「なんかもう飽きたわね」
 とそっぽを向く、気まぐれな淳子様。小生、爆発寸前のモノを慌てて仕舞い込みます。
「ご主人様、申し訳ありません。次は何をすればよろしいでしょうか?」
「そうね、あのカップル分かる?」と淳子様が指差した先にはヤンキ-カップルの姿が見えました。「あいつらがここに来たら『いい年こいて、自転車泥棒はやめろ』って注意しなさい」
「はい、ご主人様」
 小生がドキドキしていると、ドンドン例のカップルがこちらに近づいてきます。
「ほら、言いなさい」
「はい、ご主人様」小生はそう答えて、目の前に来たヤンキ―カップルに言い放ちました。
「いい年こいて、自転車泥棒はやめろ」
「あぁ、なんだテメエは」
 ヤンキ―カップルの男が小生の胸倉を掴んできました。淳子様の次なる命令をお伺いするため、小生が後ろを振り返るとそこに淳子様の姿はありませんでした。ああ、放置プレイ。
「てめえ、何ニタニタ笑ってんだ」
「タッちゃん、そんな奴とっととぼこって、早く行こうよ」
「おお、任しとけ」
「いやー、お互いいいご主人様を持てて幸せですよね」
 小生、タッちゃんに親近感を拙く伝えました。
「分けわかんないこと、言ってんじゃねえよ」
 タッちゃんの拳の嵐を受けながら、小生、無事昇天できました。
 ああ、淳子様、次の命令をば、小生、放置プレイのままずっとお待ちしております。

●企画名
「自家製・オナストーリー」
●企画趣旨
 誰もが自分だけのオリジナル、オナニーストーリーを心に秘めている。ねえ、そろそろお互い秘密にするのはやめようよ。思いきってどんなズリネタでシコシコしているのか言い合いっこしようよ、的なノリで自家製・オナニーストーリーを発表する企画。みんなの更なるオナニーライフの充実が目的。
●企画サンプル
美濃部寅吉(55)の自家製・オナニーストーリー
題名:「ドクター」
本文:
 高度2万フィート。私はワイン片手に、ファーストクラスの空の旅を楽しんでいた。高度のためか、地上にいるときよりも全身に酔いが心地よく早く回る。ついウトウトしていると、突然、緊迫した声にまどろみを破られた。
「急病の方が出ました。お客様の中でどなたか、お医者様はいらっしゃいませんか?」
 スチュワーデスの緊張した様子からかなりの急患が出たことが窺えた。しかし、私は今、酔っている。なにより何年か振りのまとまったバケーションにいつもの仕事を持ち込みたくはなかった。例え、ドクター失格の烙印を押されようとも。
 まあ、他にも一人くらい医者はいるだろう。私は目を瞑り、なりゆきを見守った。
 スチュワーデスたちは未だ慌しげに機内を駆け巡っている。どうやら他に医者は見当たらないようである。私は因果な仕事を選んでしまった自分に舌打ちをしてから、おもむろに立ち上がった。すぐさま近くにいたスチュワーデスが駆け寄ってくる。
「あ、お医者様ですか?」
 畳み掛けるようにそう聞かれ、「ちょっとトイレに」とジョークの一つも言おうとしたが、長年の職業病のためか私の口から飛び出したのは味気ないこんな言葉だった。
「ああ、クランケはどこだ?」
 私はぶっきらぼうに答えて、「こちらです」と案内するスチュワーデスの後をブラリとついていく。乗客たちの視線が私に注がれる。軽く頷いて、それをかわす。
 クランケは20代後半の白人女性。大きく張った下腹部を押さえて苦しんでいる。私は背の高いスチュワーデスに声を掛ける。
「すまないが、水を持ってきてくれないか」
「お湯じゃなくていいんですか?」
「それはまだ後でいい。私が飲みたいんだ」
 落ち着いた声で、浮き足立っているスチュワーデスを諌める。そして私はクランケの腹部にそっと手を添えた。
「OK,ノープロブレム」
 そう何度もやさしく囁き、クランケを落ち着かせる。
「先生、お水です」
 先程のスチュワーデスが私にコップに入った水を差し出す。本当なら赤い水が飲みたいところだ。ゆっくりとコップを傾ける私に業をにやしたのか、
「あの、先生、そんなにゆっくりされていて大丈夫なんですか」
 とスチュワーデスが私を急かす。これだから素人は困る。焦って直れば、ドクターはいらない。私は彼女にコップを手渡すついでに、柔らかい彼女の手を握った。
「落ち着きなさい。はっきり言って、このクランケはもう手遅れだ。さすがの私の手にもおえんよ」
「そんな、先生、どうにかしてください。こんなに苦しんでるんですよ」
 スチュワーデスは私の手を固く握り返しながら、意識朦朧とするクランケを見遣る。私は最高の笑みを彼女に捧げる。
「いや、だから、ほんと無理なんだって。まあ実を言うと、私は単なるお医者さんゴッコが好きなおっさんだからさあ、ハッハッハッ」
 私がそう豪快に笑ったときの、スチュワーデスの歪んだ顔がたまらない。
 その顔で、何度もイケる。
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# by yoshiotoyoshiko | 2007-04-11 16:29 | 企画置き場

企画置き場⑧

●企画名
「かっこいいお婿さんになりたい!」
●企画趣旨
 一生労働したい女性のため、かわいいお嫁さんになりたいと時代錯誤な夢にしがみつく女性の既得利権を許さないため、一生結婚できない女性のためにも、世の男性は一人でも多く労働を放棄して、かっこいいお婿さんとして家庭に入らなければならない。女性の更なる社会進出と、男性の新たな家庭進出を促進するための企画。
 ということで東スポの街頭淫タビューを踏襲して、一言で言えば男性版街頭淫タビューを行うだけ。2言目には、こう言います。男なら誰でもいいわけじゃない。
①男の条件1
かならず無職であること。またはそれに準ずる収入であること。
②男の条件2
就職の意志も能力もなく、労働意欲が皆無であること。
③男の条件3
常々、将来に対して漠然と誰か養ってくれないかなあと思っていること。またはお父さん、お母さん、長生きして、ちゃんと僕を養い続けてねと思う孝行息子であること。
④男の条件4
早くかっこいいお婿さんになって、妻を目一杯働かせて、不貞夫ながらも一応家庭は守りたい。そんな未来予想図を持っていること。
⑤男の条件5
容姿端麗ではないこと。また家庭の技術(掃除、洗濯、料理)がまったくないこと。
 以上の条件を満たして見事掲載された男性への、女性読者からのアクセスを可能にする。もちろん女性にも条件があるのは言うまでもない。
①女の条件1
どこから見ても、誰から見ても、匂いを嗅いでも女性であることが証明されること。容姿端麗が好ましいが以下の条件を満たせば若干の考慮はしないでもない。ただし、すごいブスはお断り。
②女の条件2
文句も言わず、日々労働に明け暮れ、言わんや左遷、リストラ、浮気などがないまま定年まで馬車馬のように働き、そこまでしてるんだからかならずサラリーマン社長まで出世すること。当然、仕事、仕事で夫をないがしろにするのだから、夫の火遊びには目をつぶること。
③女の条件3
夫が遊んで暮らせるような経済力があること。年収は少なくとも1千万以上が好ましい。また盆暮れ・正月・GWには夫を海外旅行に連れて行き、記念日や平日にも夫に高価なプレゼントをあげること。ただし、自分のお小遣いは月1万円で我慢すること。
*実家がすごい資産家で一人娘で、早めに親を殺す覚悟がある場合は上記の限りではない。
●企画サンプル
丸山丸男(32歳)中卒以来、無職・独身・童貞の3つは頑なに守ってきたナイスガイ。
―いきなりですけど、耳大きいよね。
 は、はい。よく言われます。チャームポイントです。
―本当は、性感帯じゃないの?
 や、やめてください。性感帯は下半身の先っぽです。
―フ―ン、発展家なんだ。で、経験人数は?
 ひ、人とはまだです。
―ヘー、いまどき珍しい奥床しい変態だ。じゃあ、どんな女性がタイプなの?
 ひ、人の女性であれば、それだけでもう十分です。
―アー、結構理想高いんだ。とっとと最後のアピールしてみてよ。
「妻元気で留守がいい」そんな家庭を作りたいです。美人で金持ちの娘で、仕事のできる女の人、待ってます。
―無理!以上、上野動物園前からでした。

●企画名
「ああ、やらなきゃよかったぜ…」
●企画趣旨
 一時の性欲に駆られたばっかりに、風俗代をちょいと節約したばっかりに、暗闇でレイプしたばっかりに、いろんな意味で特に顔と体がとんでもない女とやってしまった。その上、「性病をうつされた」、「怖い人が身近な存在になった」、「血の繋がってないベイビーのパパになっちゃった」などの幅広い意味での「醜女のくせにサゲマン」とのおぞましいランデブー体験を懺悔して貰う企画。
●企画サンプル
田口さんがよく肥えた豚こと由美に生フェラされているイラスト:非常におぞましい感じ
本文:
 それは、田口さんが上京して間もない頃のことだった。当時彼は18歳のやりたい盛り。しかも親元を離れ、一人暮らしを始めたばかりと田口さんが不幸になる環境は既に整っていた。
 東京に行ったらまずは全種目の風俗を踏破するつもりだったという田口さん。手始めに家のポストに入っていたデリヘルのチラシ片手にその事業を始めた。
「そうっすねえ、まあ痩せぎすの女よりは、ちょっとぽっちゃりしている女の方がいいじゃん」
 彼は卒なくデリヘルに電話して、自分の希望をちゃんと東京弁で伝えた。
 待つこと小一時間。ピンポーンとチャイムが鳴った。高鳴る胸の鼓動と股間の胎動のアンサンブル。思いきって扉を開けると、そこにはよく肥えた豚がいた。どことなく太ったアラレちゃんに似ていたそうだ。
「こんばんは、由美でーす」
 とそのアラレちゃんは、未知との遭遇を果し呆然とする田口さんを押しのけ家の中に。「チェンジ。せめてこの英語さえ、中高時代に勉強しておけば」と語るのはあくまで後の田口さん。
 当時の彼は英語を一言も話せず、自分の部屋で服を脱ぎ始めた新種の豚をただ見学することしかできなかった。
「ねえ、早く、脱ぎなさいよ」
 ししどに肥えたアラレちゃんの裸体については、未だに多くを語れないシャイな田口さん。そんな彼が黙って突っ立っていると、
「もう照れちゃって」と田口さんの服を脱がし始める、推定150キロの物体(以下X)。「私、普段はこういうことしないんだから」
 と田口さんの当然縮んだモノを生でお口に含むX。しかしそこは人間の体の神秘。田口さんの親心も知らずムクムク育ってしまった子供は、すぐさま白い液をXの凹に発射。
「もう一杯出しちゃって。ねえ、今度は君が舐めて」
 と田口さんは押し倒される。そしてXのYが彼の顔面に強烈な匂いとともに近づいたところで、田口さんの記憶は消えた。
 目を覚ますと、異臭の漂う朝だったという。吐き気を覚えてトイレに駆け込むと、そこにはこんもりとしたXのZが残されていた。
 それ以来嗅覚を失った田口さん。あの事件から10年経った今も、彼は田舎で「痩せぎす」、「チェンジ」という2つの言葉だけを写経して静かに生きている。

●企画名
「男の一ヶ月おしゃれファッション講座」
●企画趣旨
 何はさておき、まず某女性誌のこの記事をご紹介したい。
9 MON
(写真)おしゃれな机で仕事をするふりをしているモデルに差し出されるマグカップ。
(キャプ)着心地のいいニットシャツで一日デスクワーク。たまには残業もいいかあ♪
(本文)夕食も食べずに残業がんばってたら、部長が「今度食事に行こう」ってコーヒーの差し入れに。ニットシャツでフェミニンなスタイルにしてみたのが効果的だった?靴\12,800(銀座ダイアナ本店<銀座ダイアナ>)ブレスレット\31,000(H.P.FRANCE〈NAOHITO UTSUMI〉)
 と、まあこんな具合に女の一ヶ月ファッションコーディネート紹介をしているOggiをたまたま見てしまい、本当にむかついてパロディして見返してやるしかないと思い立ち、この企画は産まれた。
●企画サンプル
九 月曜日
(写真)ささくれた床で仕事をするふりをしているモデルに差し出されるワンカップ大関。
(キャプ)着心地のいいランニングシャツで丸三日デスクワーク。たまには残業もいいことあるぜ♪
(本文)三食食べずに残業がんばってたら、部長が「今度ソープに行こう」ってワンカップ大関の差し入れに。ランニングシャツでフェミニンなスタイルにしてみたのが効果的だった?靴なし。パンツ三枚一組\980(ダイエー<高田馬場ダイエー>)ランニングシャツ\0(部長のオサガリ)

●企画名
「TPOに応じた逆ギレ塾」
●企画趣旨
 逆ギレは諸刃の剣である。逆ギレを効果的に使えば危機一髪を回避できるが、一歩使い方を誤ると更なる大惨事を招く。誰しもが一度は逆ギレをしたことや、されたことがあるだろう。ちゃんと正しい逆ギレをしたり、されたりしてますか?無知がゆえに間違った逆ギレをしていませんか?急に心配になったアナタに送る、正しい逆ギレを教えるのが、この企画「TPOに応じた逆ギレ塾」である。勉強になります。
●企画サンプル
○第1限目「朝、学校や会社に遅刻したときの、正しい逆ギレ」
「今、何時だと思っているんだね。完全に遅刻じゃないか」
「ハ?朝マックしてましたけど、それが何か?朝マックが朝しかないのは、マクドナルドが悪いんじゃないですか。だから遅刻じゃなくて、朝マックなの!」
「すいません」

○第2限目「約束をドタキャンしたときの、正しい逆ギレ」
「ねえ、今日12時に渋谷って約束したじゃない。何やってたの」
「ああ?ブッチしたわけじゃねえだろ。ドタキャンくらいでガタガタ騒ぐなよ」
「そうよね」

○第3限目「レイプをしたときの、正しい逆ギレ」
「ぜ、絶対に訴えてやる。許さないから」
「ハァ?こっちこそ全然、気持ちよくなかったんだよ。一体、どうしてくれるんだよ?」
「ごめんなさい」
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# by yoshiotoyoshiko | 2007-04-11 16:27 | 企画置き場

企画置き場⑨

●企画名
「24時発!人様の財布」
●企画趣旨
「今日一日、あなたは何にいくら使いましたか」と深夜12時にいろんな人に質問して、その日一日の支出状況を調査する。そこから、日本の景気やら、人様の財政事情やら、私生活ぶりやらを探り、難癖つける企画。
●企画サンプル
フリーター・磯辺篤(24)のイラスト:貧乏臭いフリーターファッション
磯辺篤の11/1(土)一日の支出:
150円 電車
600円 昼飯(海鮮炒め定食)
180円 アイスコーヒー
787円 夕飯(餃子定食)
150円 電車
300円 レンタルビデオ(女教師もの)
270円 煙草(マイルドセブンライト)
計2,425円
本文(寸評):
 フリーター歴6年の磯辺さん。毎月コンビニで月収15万円を叩き出しているという。家賃5万と光熱費・携帯代等の雑費2万円を引くと、一ヶ月の生活費は8万円。
「一日約2,666円で生活しないといけないんで結構厳しいですよ」
 そう語る磯辺さんだがどんなに苦しくても、外食オンリーにはこだわるという。
「ご飯作れないんで」
 それなら外食オンリーライフも頷ける。今日の支出に満足かどうか聞いてみた。
「本当は210円のカフェ・ラテが飲みたかったんですけど、30円安いアイスコーヒーに日和っちゃいました」
 それ以外は不満がないと言い張る磯辺さん。本当なのだろうか?彼に夢や希望はないのだろうか?
「ほら、今日だと242円貯金できたわけですから、1万円溜まったらジャンボ餃子を腹一杯食べてみたいですね」
 今日の磯辺さんの貯金額は、本当は241円なのに…。1円計算ミスしているカレの未来への道のりは遠く、暗いものである。今カレに必要なものはそこら中から金を借りまくって、自己破産する勇気か、デリボーイに身を窶す覚悟しかない。
「いや、自分、現状維持型ですから。どっちか選べませんよ」
 実にみみっちい、優柔不断な男でした。日本の夜明けは果てしなく遠い。

●企画名
「勝手にちょっとリベンジ」
●企画趣旨
 かつて大和の国の、もののふの世界では仇討ちが大いに奨励されていた。道とかをたくさん歩いてようやく見つけた仇相手に、「貧乏長屋の熊さんの仇」と斬りかかること。ああ、それこそ、もののふの鏡、魂と見つけたりって感じ。
 さて、時代変わって現代のジャパン。もののふは絶滅し、出会い系サイトが勃興し、アメリカさんのプレゼント、平和憲法で仇討ちも諸々と一緒に禁止されてしまった。
 ということで法の目を掻い潜って、「仇討ち」を「リベンジ」に衣替えして、大々的じゃないから、ちょっとくらいのリベンジだから、何もしないから大丈夫だよを合言葉に、勝手にちょっとリベンジする企画。
●企画サンプル
ぶつかってきたのに謝りもせず立ち去った、「ヨシッ、小男の背中」と吟味してから睨みつける松田優作のイラスト:勝ち誇った残忍な笑みを浮かべている。
本文:
 松田が神田の古本街の雑踏を歩いているときだった。上の空だった松田の体に軽い衝撃が走った。咄嗟に松田の肉体から言葉がほとばしる。
「あ、すいません」
 しかし、松田の肩にぶつかった相手は無言のまま行ってしまった。松田、言葉のキャッチボールに失敗。最初こそオドオドと振り返っていた松田だったが、明らかに相手が小男であるのに気付いた辺りから、松田の肩は怒り肩に変貌した。
 颯爽と小男の後をつけだす、松田。仇の背中から目を離さぬまま、器用に道端に手頃な凶器がないかを探す松田。チャンスはすぐにやってきた。右前方の工事現場に大、中、小の鉄パイプが3本、お誂え向きに立てかけてあった。
 小男は松田の尾行にまだ気付いていない。松田は躊躇わず鉄パイプ(大)を歩き様にかすめとる。両の掌で冷たい鉄の感触を味わう。緊張からかすぐにヌラリと汗が滲む。松田は慌てて半ズボンからハンカチを取り出して、手をゴシゴシする。
 小男が路地を曲がった。一呼吸置いて松田も後を追う。狭い路地を行くのは小男ただ一人。松田にチャンス到来。白いハンカチを投げ捨てた。
「お兄さん、ハンカチ落ちたよ」
 松田が軽い悲鳴とともに後ろを振り向くと、そこには白いハンカチを腰をかがめて拾おうとしている老婆の姿が。「練習、練習」と念仏のように唱えながら、松田は老婆の後頭部に鉄パイプ(大)を思いっきり叩きつけた。
 幸い脳髄が飛び散る音に小男は気付いていないが、少し距離が開いてしまった。その差を松田は足早にかつ足音を押さえて、一気に詰めた。射程距離。松田は鉄パイプ(小)を振りかぶった。そして投げた。ボーリングの要領で。
 ゴロゴロ。
 小男が不審な音に振り返った瞬間、足元に絡みつく鉄パイプ(中)にすべって、転んで、尻餅をつく。
「思い知ったか、肩にぶつかってきたのはお前なのに、なぜか被害者のオレが『すいません』って謝罪したのに、加害者のお前は無視して行っちゃった仇だ」
 松田はそういうと唖然とした小男を残して、満足げにダッシュして去って行った。
 翌日、鉄パイプを持ったまま、老婆撲殺の容疑で逮捕された小男の姿を新聞で発見した松田。ちょっとリベンジじゃなくなってしまったことに、ちょっと反省。

●企画名
「あなたの肖像」
●企画趣旨
 人はいくつもの顔を持っている。仕事の顔、家庭の顔、友人といる時の顔、恋人といる時の顔などなど。たった一つの顔で人生を乗り切っている人は稀であろう。
 例えば、Aさんについて、小学校時代の友人、中学時代の友人、高校時代の恋人、大学時代の友人、バイト仲間、現在の仕事仲間、今の彼女、両親、兄弟などにそれぞれから見たAさんを証言して貰う。それらの証言からAさんの人間性を浮き彫りにして、Aさんのありのままの真の姿、肖像を描いてみる企画。公正を期すため、Aさん本人にまず自己紹介をして貰う。
●企画サンプル
Aさん本人の自己紹介:
 子供の頃は餓鬼大将でしたね。近所の奴らを引き連れて悪さばっかりしてましたよ。近所の駄菓子屋は軒並み出入り禁止でしたから、オレ。中学んときは族の集会とかにちょこちょこ顔出したり、他の中学の奴らと喧嘩ばっかりしてましたよ。まあ、血気盛んだったんですよ、人よりも。
 まあ、その分更正というかそういうのに冷めるのも早くて、中3のときには勉強してちゃんと高校行きましたよ。もちろん工業とか農業じゃなくて、普通科にね。
 高校1の秋に、初めて彼女ができたのかな。筆おろしは中坊のときにヤンキ―姉ちゃんで済ませてましたけどね。彼女とは至って普通なデートばかりしてましたよ。学校帰りとか休みの日に。その彼女とは1年くらい付き合って、何となく別れちゃいましたけどね。
 後、高校時代はよく本を読んでましたね。固めの本というか純文学系を。ほんと、普通のハイスクールライフをのほほんと送ってましたよ。
 大学はそこそこ名の知れた、東京の私立に行きましたね。大学のときも適当に授業に出て、バイトして、テニスサークルに入ったんで夏休みのときは合宿で汗を流したりして。彼女はいたり、いなかったりって状況でしたね。いやほんと恥ずかしいくらい大学生してましたよ。で、ゼミは旅行関係だったんで、就職の方も何となく旅行会社にそのゼミのOBの紹介で入りましたね。
 まあ、今もその会社で忙しく働いているわけですけど、そろそろ今の彼女、まあ同期なんですけどね、とも4年くらい付き合っているんで結婚しようかなあって思ってますよ。適当に遊んでいる女の子たちとはちゃんと手を切ってね(笑)。

Aさんの小学校時代の友人①の証言:
 A?Aって誰だっけ?(写真を見せる)あ、こいつか。そういえばいたなあ。なんかいつも教室の片隅で一人でブツブツ呟いていたよ。後はどんな奴だったか覚えてないなあ。

Aさんの小学校時代の友人②の証言:
 Aは酷い奴ですよ。一見おとなしくて目立たないタイプですけど、飼育小屋のウサギに毎朝石をぶつけたり、駄菓子屋のチョコを犬のうんこと代えたりと陰では好き放題してましたよ。僕も当時はイジメられっ子で、Aもめったにいない自分より弱い僕のことをよく苛めて喜んでましたよ。後、気持ちの悪い自慢話をよくされました。

Aさんの中学時代の友人①の証言:
 暴れてた?あのAが?デマですよ、デマ。族に出入りなんかしてませんよ。あいつ、深夜徘徊するのが趣味、っていうか空き地とかに落ちているエロ本がないか探していただけみたいですけどね。そういうときに族に絡まれたことはあったでしょうがね。ヤンキ―姉ちゃんで筆下ろし?妄想でしょ。

Aさんの中学時代の友人②の証言:
 あいつ、授業でコツコツノートとか取っている割には本当バカでしたね。全然勉強してなかったオレですら受かった農業高校を落ちてましたから。結局、バカしか入れないで有名な私立の普通科に行きましたよ。ああはなりたくない、ってみんな思ってましたよ。

Aさんの高校時代の先生の証言:
 ああ、Aくんですね。覚えてます、覚えてます。うちの学校で本を読む生徒なんてめずらしかったですから。でも、その読んでいる本が『いじめの仕返し123』、『純文学風月刊エロッス』とか教育上あまりよろしくない本ばかりでしたので、何度かそういう本を学校で読まないようにと注意はしましたけど。

Aさんの高校時代の彼女の証言:
 彼女なんかじゃないですよ。付き合うなんてとんでもないですよ。あんな気持ち悪い人と。一年くらいずっと下校とか、休みの日に付きまとわれてホント最悪でしたよ。結局、私が転校して事無きを得ましたけど。あのまま学校にいたら、何をされていたか。今でも悪夢にうなされて、起きるたびにゾッとしています。

Aさんの大学時代の知人の証言:
 確かにうちの大学はそこそこ名は知れてますけど、「金さえ払えば誰でも入れる」とか「ラクビー部が集団レイプをした」とかそんなことでですよ。Aとは一年のときに語学のクラスで一緒だったんですけど、いやーぶっちぎりでバカでしたねえ。語学っていっても日本語でしたから。日本語すら危うかったですよ、あいつ。身の程知らずにもテニスサークルの新歓には行ったみたいですけど、断られたみたいですよ。でもなぜかテニスラケットはいつも持っていましたね。

Aさんの大学時代の彼女の証言:
 あいつ、私のこと、彼女とか言ってるんですか?ハアー、Aさんって学内でも有名でしたよ、バリバリのストーカーで。しかもストーカーする女の子をまめに代えて、ようやくストーカーされなくなったって安心してると、またストーカーされてるって感じで。何度か警察にも言ったんですが対処してくれなくて、もう本当最悪でしたね。

Aさんの会社の先輩の証言:
 私が大学時代お世話になったゼミの先生がすごいいい方で、Aがどこにも就職が決まらず困っていると頼まれまして。ちょうどそのとき、うちの会社で警備員の募集をしていたので、Aのことを引き受けたんですが。まあ、仕事はなんとか必死にこなしているようですが、最近私の部下の女の子に「警備員のAって人に、突然プロポーズされて困ってるんです」と相談されて頭を抱えているんですよ。

Aさんがいきつけの風俗店の風俗嬢①の証言:
 あんまりお客さんの悪口とか言ったら駄目なんですが、Aさんはもううちの店出入り禁止だから、別にいいのかなあ。AさんってハードMなんですよ。うち、普通のヘルスだからそんなハードな要望に答えられないから、「SMクラブとかに行ったらどうですか」って言ったこともあったんですけど、「ああ、いい。いいです、その虐げられるお言葉」って聞く耳持たないんですよ。しかもスカトロマニアみたいで最後は決まって、「おしっこかけてくれなきゃ、帰らない」って駄々こねてましたから。

Aさんがいきつけの風俗店の風俗嬢②の証言:
 ハードMなんかじゃないですよ。バリバリのハードSですよ、あの人。私も長いことM女をやってきましたけど、あの人は生まれついてのハードSですよ。これ、見てくださいよ。一番最後にAさんについたときにいきなりサバイバルナイフで刺されたんですよ。「お前、本当は女王様だろ」って。もう失礼な話ですよ。結局うちのオーナーが出てきて話をつけたみたいですけど。だから最近はもう来ないですよ。

Aさんの母親の証言:
 すいません。やっぱり主人はAについてなんか話したくないって…頑固者なので。まあ、いろいろ皆さんに誤解されますが、あの子は確かに気難しい子ですけど、基本的にはやさしい子なんですよ。急なことですし、私ももう年ですから、どうやさしいかは説明できませんが、とにかくやさしい子なんです。そろそろ結婚するって言ってましたから、早く孫の顔が見たいですねえ。

Aさんの肖像(イラスト付き:地味な男。目がイッている):
 Aさんはもう典型的な、地味で粘着気質で性格分裂症で虚言癖もある、幼少の頃から変わらずキチガイ路線を突っ走ってきたタイプ。こういうタイプはとっとと犯罪行為を犯して、刑務所か精神病院に収容されるべきですね。まだ娑婆にいるのが不思議です。

●企画名
「お言葉レイプ」
●企画趣旨
 レイプ(日本名:強姦)。なんと日本の法律ではレイプも強姦も犯罪行為とされているのです。でもね、想像の世界でならレイプも強姦も、どんな悪さ全般をしても犯罪行為なんて野暮なことは言われないわけです。つまり俗にいう「言葉の暴力」を実行する企画である。詳細は有名無名を問わず、何らかの女を俎上にあげて、毎回想像レイプをしてやる企画になっています。
●企画サンプル
今回想像レイプされる女:米●涼子
写真:軽く目線の入った、米●涼子
本文:
 とある都内某所のドトールコ●ヒー。カウンター席でアイスコーヒーを飲んでいる米●涼子の隣に、オレはさりげなく腰を降ろした。
「アイスコーヒーなんてクールだよね」
 なんて言いながら。「何、コイツ?」顔をする米●。そのまま立ち上がろうとする彼女の肩に手を置き、「お前は立つ側の人間じゃないだろ」と引き止める。立つ側のオレはこの時点で勃っている。
「見たよ、例のCM。スーツ着て踊ってたよね。楽しい?」
「…」
「コーヒーって苦いよね」
「…」
「ねえ、一緒に踊ろうよ」
「…」
 口を閉ざしたままの彼女の手を握りしめ、いろいろ愛を囁く。手を引こうとがんばる彼女の手をオレの股間に導く。
「もうこんなになってる、ダンシングエボリューション」
 オレのピロートークに悲鳴をあげる米●。周りの客はコーヒーを飲むのに夢中で気付かない。
「じゃあ、オレを武蔵だと思っていいからさあ」
 となだめながら、オレは2刀流で、そういえば水着姿だった米●の上下の水着を斬り捨てる。
「やめてよ、2刀流は」
 そう言いながら米●は器用に右手で左乳、左手で右乳を押さえているが、バイパンの割れ目が丸見え。思わずむしゃぶりつこうとオレが奇声をあげると、
「お客様、ご注文でしょうか?」
 と店員に声を掛けられる。
「まだ考えてるからちょっと待って」
 と店員をかわし、その隙に逃げようとした米●を後ろから羽交い絞めにする。柔らかなおっぱいが心地いい。その旨を米●に伝えるとまんざらでもなさそう。
「今度、マタニティードレスを買ってあげるから」
 とモノで釣りつつ、オチンチンをオマンマンに入れる。濡れてる、すっごい。レジの前で正常位にて腰を振っていると、客が邪魔そうにその上を通り過ぎていく。邪魔なのはお前らの方だ!
 2分くらい腰をヘコヘコしていたら疲れてきたので、
「上に乗ってヘコヘコしてよ」
 と米●に頼むと、スムーズにポジションチェンジをしてくれる。で、上に跨った米●へコヘコとともに揺れる2つのオッパイ、乱れる長い黒髪、剥き出しの充血したお豆。髪の毛が彼女の勃起した乳首にサワサワしているのを見ていて、ふと気付く。これじゃ、和姦じゃん。
「てめえ、男をなめるな」
 とマウントを変更して首を締めながら、ドクドク中出し。少しでも少子化解消に役立てばと思いつつ。
 事が終了して、レジの前で2人して寝そべりながら、「もうスーツを着て踊らないこと」を約束させる。なかなか素直なコのでアイスコーヒーとモンブランを待たせていた店員に注文して、おごってあげる。
 その晩、この行為によって純粋なレイプが不純な援交へと昇華してしまったことに気付いたが、時既に遅し。次回はちゃんとしたレイプをしようと心に誓うのであった。
 ちなみにオレと米●とレイプベビーの家族三人で幸せに暮らすようになるのは1年後のこと。
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# by yoshiotoyoshiko | 2007-04-11 16:26 | 企画置き場

企画置き場⑩

●企画名
「すべて、おセンチメートルにしちゃうぞ」
●企画趣旨
 森羅万象、喜怒哀楽、ぞっこん惚れた彼女に告白、そんなすべてをCM(センチメートル)に置き換えて表す企画。「古い単位、cm」で、「新しい単位」の噛ませ犬の座を狙う。ちなみにセンチの基準等諸々は特に決めていない。
●企画サンプル
「子供が生まれた、48センチ」
 母親のセンチは48センチと不変だが、父親は生まれた子供が自分の精子せいだと判明したら、50センチに。他人の精子のせいと判明したら1センチに。

「子供が死んだ、3センチ」
 3年未満で死ぬとその値は軽く100センチオーバーだが、バカなくせに「大学に行くんだ」と言い出した子供が死ぬとその値は120センチオーバー。

「海釣りに行こうとして、川に行ってしまった、100センチ」
 これはレアなケースなので100センチを記録。

「左翼の愛国心、5センチ」
 共産党員だとその値は一気に1センチになる。

「右翼の愛国心、5センチ」
 これはあくまで日常の値。街宣車に乗ってマイクを持つとその値は一気にマイナス5センチに突入する。

「お墓が安く手に入った、49センチ」
 これは素直にうれしいもの。一生物の買い物なので、この値は譲れない。

●企画名
「老人の主張」
●企画趣旨
 高齢化社会。つまり暇なじじい、ばばあが世に溢れている社会ってことだ。
 70年、80年かけて積み重ねてきた偏見やとんでもない勘違いの一つや二つ、ご老体なら誰しもが持っているはず。
 毎回路上や街で暇そうな老人を一人捕まえて、どうせ生い先短く、何を言っても今さら怖いもんなんてないだろうから、もう言いたい放題に大言壮語して頂く企画。
 もし万が一、ボケてもないのに、人生の先輩たるじじい、ばばあのくせに最近の若者を大事にせず、こっちの質問にちゃんとに答えないようなら、無理矢理ワンカップとか飲ませて口を軽くして、ケダモノの本能まだまだ剥き出しの「まだオナニーしている」とか「本当は孫なんか嫌いだけど、見てるとムラムラする。ほら孫って若いもんじゃから」とか「実は一度も選挙に行った事がない」とかの類の話をたくさん聞けたらいいなあと思ってます。
 人生という名の旅の恥は掻き捨てって言いますし、ヒマを持て余して悪さをしかねない不良予備軍老人ボランティア、しかも今なら冥土の土産にもなる、高齢化社会向きの最先端の流行を追った企画だと自負してます。
 取材中にポックリいったら、それはそれで人生に悔いはなし!
●企画サンプル
今回の老人の写真:頑固だけど死にそうなじじいが笑っている
プロフィール:昭和元年1月1日生まれの78歳。独身。無職。趣味・特技なし。
本文:
―毎日何をしているんですか?
 何もしとらん。
―あの、つかぬことをお聞きしますが、楽しいですか?
 まあな。
―奥さんは元気ですか?
 おらん。独身主義だからな。
―結婚できなかっただけじゃないですか?
 ぶ、無礼者!
―そ、そうですよねえ。じゃあ、チェリーボーイ!
 わしは毛唐語は解さん。
―ま、まさか大昔の若い頃はその皺くちゃな顔で、結構女を泣かした口ですか?
 まあな。
―アッチのほうは、まだ現役ですか?
 ほう、誘っておるのか。さてはお主、男色家だな。ガッチョ―ン!
―今まで生きてきて一番うれしかったことはなんですか?
 そうじゃのう、競馬で100万ほど勝ったことかのう。
―今まで生きてきて一番うれしかったことはなんですか?
 そうじゃのう、赤線で中出しさせてくれる女に当たったことかな。
―今まで生きてきて一番うれしかったことはなんですか?
 そうじゃのう、間違えて年金を2回貰った月があったことかのう。
―今まで生きてきて一番うれしかったことはなんですか?
 そうじゃのう、…この質問さっきも答えなかったかのう。
―気のせいですよ。で、今まで生きてきて一番うれしかったことはなんですか?
 そうじゃのう、競馬で100万ほど勝ったことかのう。
―あ、それ、さっきも言いましたよ。もうボケてるんですか?
 失敬な。
―今まで生きてきて一番うれしかったことはなんですか?
 お、お主、さては物の怪じゃな。
―今まで生きてきて一番うれしかったことはなんですか?
 そうじゃのう…ガクッ(ポックリ)。

●企画名
「取調べ室―刑事役と容疑者役の華麗なランデブー―」
●企画趣旨
 誰もが小さい頃、かならず憧れたのは刑事だとさ。刑事の楽しみと言えば、やっぱり安月給と尋問。安月給は何が楽しいんでしょうか?圧倒的弱者イジメである尋問は一度やったらやめられない。黙秘権(笑)。
 そこで街を行く暇そうなカップルに、例えば男が刑事役、女が容疑者役で白熱の取調べごっこをやって貰う企画。その取り調べの詳細をレポートして、元刑事、偽刑事、ドーベルマン刑事の類に取調べの出来、不出来を寸評とかして貰ったりもする。
●企画サンプル
□刑事役の男のイラスト:梅宮辰夫風に決めている。
□容疑者役の女のイラスト:梅宮アンナ風に決めている。
□本文:
男:「おい、さっそくだけど、お前、昨日の夜ずっと携帯が通じなかったけど、どこにいたんだ」
女:「ちゃんとアリバイ工作あるもん」
男:「フッ、鉄壁のアリバイ…いきなりそうきたか」
女:「なんかうざいんだけど」
男:「姉さん、国はどこだい?」
女:「知ってるでしょ、横浜よ。親も元気だからね」
男:「あ、お前、さっきアリバイ工作って言っただろ」
女:「気のせいじゃない」
男:「なあ、もうネタはあがってんだよ。とっととコクっちゃいなよ」
女:「口がすごい下水臭い」
男:「あ、地雷踏んだ、踏んだ?公務執行妨害で逮捕する?カツ丼食うか?」
女:「質問は一つずつにしてくれる」
男:「じゃあ、長めの質問を一つ。お前の小汚い、どう小汚いかを説明すると、小陰唇の裏側にこんもりした恥垢が黒っぽく堆積していて、ドロッと白濁したマン汁が垂れると表面にうっすらと恥垢の滓が表面に浮かぶような女性器の膣穴に、他の男の子のチンチン入れただろ?」
女:「何て言うんだっけ、こういうとき…そうそう、出来心ってやつよ」
男:「これにて、一件落着」

元刑事スーさんの寸評:
「コクっちゃう」ってどういう意味なんでしょうねえ。最近の刑事はよく分からんなあ。

●企画名
「祝! オートマニュアル化」
●企画趣旨
 例えば、恋愛、セックス、人生、出世、金儲けなどなどの森羅万象が、巷ではマニュアル化工場生産され続けている。そういったものがテレビなり、本なり、雑誌なりになり、虫けらが一杯泳いでいる大海原一面でチャプチャプしている。そっちがそのつもりなら、隙間産業も真っ青になるくらいな隙間のマニュアル化にも取り掛かろうという、細かい作業を要する企画。
●企画サンプル
今回のマニュアル:刑事に手錠をかけられるときのマニュアル。
イメージイラスト:デブが刑事に手錠をかけられている図。
本文:
 相手、つまり刑事にちょっとだけ気がある素振りを見せるのが、まず押さえておくべき高等テクニック。刑事が怖い顔でガチャガチャさせながら手錠を振り上げたとき、足を心持ち45度開いて「痛くしない?本当に痛くしないでね、約束よ」と普段の声より1オクターブ高く発声してみるのがより効果的。毎晩布団の中で練習しよう。その際はもちろんピンクのパジャマは脱ぐようにね。
 さて、よく手錠をかけられてから逃げようとするお馬鹿さんがいるけど、それは逆効果っていうかムリ!国家権力って十回書いてから、一回お休みしなさい。そんなことしなくても「お縄をちょうだいしました」って神妙な顔で、ヨ、ヨッと刑事の胸倉に飛び込むと後の尋問が楽しくなるぞ。一歩踏み出す勇気を大事にして。
 さあ、ここでワンポイントアドバイス。手錠をかけられる際、毛深い人は前日に脱毛をしておくと、好感度アップ間違いなし。また太っている方、厳密に言うと手錠がお肉に食い込みそうなデブはあらがじめダイエットしておこうね!
 さあ、後は刑事に逮捕されちゃうようなことをやるだけ。ファイト!

●企画名
「どこでも映画館気分」
●企画趣旨
 ポータブルDVD片手にどこでも映画三昧。
 同じ映画でも、例えば『タイタニック』なら、公衆便所で見る『タイタニック』と、公園のボートの上で見る『タイタニック』では臨場感とかそんなのが断然違ってくるはず。
 同じ映画を異なった二つの場所で見て、その映画の正しい見方を世に広める企画。

●企画名
「まるで興味のないあの人は、今」
●企画趣旨
 好きでもなかったし、友達ですらなかった、ほとんど覚えてすらいない昔の同級生や知り合いを毎回一人取り上げて、その人の現在を追う企画。もしかしたら、そこから芽生える恋や友情もあるかもしれない。そういう間違いがあった場合は同時進行ドキュメンタリーとしてついでに発表する。

●企画名
「ヘ~イ! 啖呵売」
●企画趣旨
 香具師の口上で商品説明をしながら、いらないものをなんとか売りつける企画。
●企画サンプル
「続いて四ツ、四谷、赤坂、麹町。チャラチャラ流れる御茶ノ水。イキな姐ちゃん立ションベン…、ここに取り出したるダッチワイフ、流行りの不況で倒産した、ダッチ問屋の年端もいかない丁稚が闇夜に紛れて盗み出した由緒正しき代物。おい、そこ往く兄ちゃん、物の始まりが一ならば、国の始まりは大和の国。島の始まりが淡路島。泥棒の始まりが石川五右衛門。冷たいネエ、ソープ帰りかい。さて、このダッチのワイフ、銀座のデパートで真っ赤な紅を塗った姐ちゃんにくださいな、くださいなと言ったら、1億、2億はくだらないときたもんだ…」という感じで、いいのかしらん。
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# by yoshiotoyoshiko | 2007-04-11 15:57 | 企画置き場